ウォーターサファイアの豆知識天然石コラム
産地について
ウォーターサファイアは、ミャンマーやスリランカで産出される天然石です。海底や湖の底の泥が脱水して固まった泥岩を起源とする、ホルンフェルスという変成岩や、火成岩の花崗岩で見つかることが多い天然石です。
古くは日本でも産出が確認されていましたが、今では外国産の流通がほとんどです。京都府の亀岡市にある、「薭田野の菫青石仮晶」は国の天然記念記念物に指定されています。
名前の由来について
ウォーターサファイアは、青いサファイアのような見た目であることが由来です。宝石としてはアイオライトの名前で流通することが多く、繊細で美しい青色が人気を集めています。
和名ではすみれ色の見た目から、菫青石(きんせいせき)と呼ばれています。
ウォーターサファイアの見た目と輝きは?
ウォーターサファイアは独特の多色性が魅力です。角度によってすみれ色に見える部分もあれば、枯草色に近いくすみが目立つ部分があります。
また、透明感の強さもウォーターサファイアによって違いがあり、鮮やかなすみれ色が強いものほど高値で取引されています。
透明感が強く、薄い青色のウォーターサファイアもコレクターに人気があります。多面カットを施した小ぶりな石を並べたネックレスやブレスレットは、色の違いがわかりやすくウォーターサファイアならではの多色性が楽しめます。
どんな効果が期待できる石なの?
ウォーターサファイアは夢や希望を叶える道を指し示す天然石で、目標に向けて真っすぐ進むサポートをしてくれます。
また、恋愛面においても一途な愛を貫く気持ちを養い、パートナーとの関係を良くしていけます。美しい青色は精神を落ち着ける作用があるため、最近イライラしやすい、怒りっぽくなったとお悩みの方は、お守りに身に着けてみてください。
感情が高ぶりそうなときに、ウォーターサファイアを身に着けていることで、心を落ち着けて平穏をもたらしてくれることでしょう。
こんなアイテムに加工されています
ウォーターサファイアは硬度7と硬さがあるため、昔から宝飾品に加工されてきました。多色性を活かした大ぶりの結晶を使った、リングやペンダントトップが人気です。
複数のウォーターサファイアを並べて作るブレスレットも、美しい青色が楽しめるアクセサリーです。見た目はサファイアのように美しいですが、市場価格は本物のサファイアとくらべて安価です。
手頃に入手しやすい天然石としてもおすすめです。
ウォーターサファイアの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:緑簾石(りょくれんせき)
色 彩:無色・透明・半透明だが内包物によってピンクに発色する
石言葉:慈愛と慈しみ
原産地:アフリカ(タンザニア)・スイス
組 成:Ca2Fe3+Al2(SiO7)
硬 度:7.0
比 重:2.65
ウォーターサファイアと組み合わせると良い石
ルビーは「災害から身を守り平和をもたらす」
アメジストは「心を癒して直感力を高める」
ダイヤモンドは「未来を切り開いていく力を養う」
イエローメノウは「挫折することなく成功に向けた道を進む」
ラピスラズリは「試練を乗り越えて幸福をもたらす」
エメラルドは「持ち主に知力を与える」
ブラックタイガーアイは「マイナスエネルギーを寄せ付けない魔除けの石」
ウォーターサファイアのヒーリング
・第三の目を刺激して直感力を高める
・明るい未来に向かうサポートをする
・創造力を高めて新しいアイデアをもたらす
・不安や恐怖の感情を手放す
・持ち主に未来のビジョンを見せる
・新しい一歩を踏み出す勇気を与える
・恋愛関係を安定させて穏やかにする
・思考の柔軟性を高める
ウォーターサファイアの浄化・お手入れ
ウォーターサファイアは、日光によって変色するリスクがあります。直射日光に当てる日光浴は控えて、別の方法で浄化しましょう。
おすすめは月光のエネルギーを得られる月光浴です。エネルギーが弱まっていると感じるときや、満月の夜などに窓辺にウォーターサファイアを置いて月のエネルギーを得ましょう。
また、水晶クラスターやホワイトセージを使った浄化方法もおすすめです。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 ×
ウォーターサファイアのまとめ
ウォーターサファイアは、すみれ色の色彩と角度によって枯草色に見える、複数の色が混ざった天然石です。アクセサリーとして研磨されたものが多いですが、結晶のウォーターサファイアも人気です。
無加工のウォーターサファイアは、多色性がはっきりとわかると同時に、四角形などの方形の結晶が育った無骨な見た目が魅力です。ヒーリングストーンとしては、目標達成に向けてサポートしてくれると同時に癒しをもたらすと言われています。
青系の天然石をお探しの方や、癒しのお守りが欲しい方は、ウォーターサファイアを身に着けてみてはいかがでしょうか。