スペサルティンガーネットとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

スペサルティンガーネットという天然石をご存知ですか？フルーツのオレンジを思わせる、鮮やかなオレンジカラーのガーネットです。個性的な色味から、パワーストーンとしても人気がありますが、宝石的価値も高いガーネットです。この記事ではスペサルティンガーネットの名前の由来や、見た目、ヒーリングについて解説します。最後までぜひお読みください。

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スペサルティンガーネットの豆知識天然石コラム

産地について

スペサルティンガーネットの産地は、アフリカのナミビア、マダガスカルやブラジルなどが有名です。

1900年代から世界的に流通しているスペサルティンガーネットは、日本でも江戸時代から装飾品として身につけられてきました。

たとえば印籠や巾着などの紐に通す、緒締めにスぺサルティンガーネットが使われています。ただし、一般的に有名なアルマンダインガーネットなどとくらべると、宝石として加工できる高品質なものはあまり産出されません。

特に透明度が高く大粒なスぺサルティンガーネットは、とてもレアで市場で見かける機会は少ないです。

名前の由来について

スペサルティンガーネットは、1800年代に南ドイツのシュペッサルトという場所で発見されました。このシュペッサルト（Spessart）の地名が、天然石の名前の由来です。

そして1900年代になるとアメリカのカリフォルニアでも、採掘がスタートしました。さらにアフリカのナミビア、マダガスカルやブラジルなど、各地でスペサルティンガーネットが見つかりました。

今は主要宝石産出国のほとんどから採掘される、メジャーな天然石に数えられています。

スペサルティンガーネットの見た目と輝きは？

フルーツのオレンジのような、鮮やかなオレンジカラーが特徴です。果実のようなみずみずしさで、見栄えが良くインパクトがある宝石として人気が高まっています。

この鮮やかな色は、鉄とマンガンの成分によって生み出されています。ちなみにオレンジ色がはっきりしたスペサルティンガーネットほど、宝石的価値が高いです。

中には褐色が強いものもありますが、茶色味が強いタイプは宝石では取り扱われていません。

もちろん、パワーストーンをお探しなら、色の濃さや透明度などの宝石的価値だけで判断する必要はありません。ご自身の目で見て、きれいだと感じる石を選ぶことをおすすめします。

ガーネットの中には、同じく鮮やかなオレンジ色をしたマンダリンガーネットがあります。よく似たガーネットですが、マンダリンガーネットは、ナミビア産のスペサルタイトガーネットの別名です。

この違いは石の起源が関係しています。

ナイジェリア産のスペサルティンガーネットは、ペグマタイトを起源とした天然石です。一方、ナミビア産は変成岩が起源です。

そして、ナミビア産はパイロープガーネットの成分を含有しているという違いがあります。

どんな効果が期待できる石なの？

スペサルティンガーネットは、活力がみなぎりエネルギッシュな日々を過ごすサポートをしてくれます。また、実行力を高める不言実行の石でもあります。

スペサルティンガーネットを身に着けるうちに、言葉にしなくとも結果を出す行動力が育っていきます。

ほかにも大切な人との絆を深める石とも言われています。家族や友人、恋人などとの関係を深めて、切れることのない強い絆を結んでくれることでしょう。

お互いの絆を表すものとして、大切な人への贈り物にもおすすめです。

こんなアイテムに加工されています

スペサルティンガーネットは、鮮やかなオレンジで大ぶりのものは非常に希少です。そこで1粒ペンダントや、リング、ネックレスなどに加工されています。

色はフルーツのような明るいオレンジほど、宝石的価値が高いです。

黄色みがかったオレンジや、赤みが強めのスペサルティンガーネットもあります。色味によって雰囲気が異なるので、好みのカラーを探してみてください。

スペサルティンガーネットの基本情報（原産地や石言葉など。）

スペサルティンガーネットと組み合わせると良い石

スペサルティンガーネットのヒーリング

スペサルティンガーネットの浄化・お手入れ

スペサルティンガーネットのまとめ

スペサルティンガーネットは、オレンジ色が鮮やかなガーネットの1種です。フルーツのように、はっきりした発色とみずみずしさを感じる光沢は、宝石的価値が高いです。

持ち主の意志力と行動力を高めてくれるので、目標に向けて努力したい方におすすめです。身に着けることで燃えるような情熱を呼び覚まし、前向きに行動していけることでしょう。