皆さんソーダライトという天然石をご存知ですか?
ソーダライトは準長石の仲間で、同じ青色の天然石のラピスラズリと昔から間違えられるほど、美しい青色をした天然石です。
魔除けや邪気払いのパワーがあると古代から建物や装飾品に使用されてきました。
そんなソーダライトについて今回は詳しくご紹介していきますので最後までお読みください。
ソーダライトの豆知識天然石コラム
産地について
ソーダライトが初めて発見されたのはグリーンランドのイリマウスサーク(1806年)と言われています。1891年にカナダのオンタリオで良質な堆積層が見つかり宝飾品として人気がでました。
現在の主な産地は、ブラジル・カナダ・アメリカ・ボリビア・インド・ナミビア・南アフリカと世界各地で採掘されます。
日本では今のところ採掘されたという話は聞きませんので、もしあった場合は偽物の可能性が高いので要注意です。
名前の由来について
ソーダライトの名前の由来は、この石の主成分であるナトリウムが関係しています。
ナトリウムを英語にすると「sodium」と訳され、ナトリウムを多く含んでいる石ということから、この天然石をソーダライトと名付けたと言われています
青色が飲み物のソーダをイメージさせるので、ソーダライトと名付けられたわけではなさそうですね。
日本名では方ソーダ石や方曹達石と呼ばれることがあります。
ソーダライトの見た目と輝きは?
昔はラピスラズリの代用品として利用されていたほど、ソーダライトとラピスラズリの見た目は似ています。
綺麗な青色~藍色の色味で、白と黒の模様が見られ、ガラス様の光沢があります。
ラピスラズリとのわかりやすい違いは、ソーダライトは粉砕すると青色が消えるという特性があり、ラピスラズリと違ってバイライト(黄鉄鉱)も含まれていません。
また、ソーダライトの中でも濃い青で品質の良い石は、インペリアルソーダライトと呼ばれ区別されています。
ソーダライトのなかには、ブラックライトで照らすことによりピンクやオレンジに変色するものが存在します。この変色効果が見られるのはライトを当てている間のみで、ライトから離すとすぐに元の色に戻ります。
ソーダライトの変種にあたるハックマナイトも同じく紫外線による変色効果が見られますが、ブラックライトで照らすのをやめた後もしばらく変色が続き、時間の経過とともに元の色に戻るという特徴があります。
ハックマナイトに見られるこの光の働きはテネブレッセンス効果(ファトクロミズム現象)によるもので、ソーダライトにはない特別な現象です。
こちらについては別記事で詳しく紹介しているので、気になる方はチェックしてみてください。
ソーダライトの石の意味・石言葉
ソーダライトの持つ石の意味をご紹介します。
・夢や目標のサポートをする
・猜疑心をブロックする
・罪悪感を取り除く
・勇気と希望
・決断力を高め意志を強くする
・悪い習慣を改善し、良い方向へ向かうサポートをする
ソーダライトには意志を高め、夢や目標に向かうサポートをしてくれる意味を持った天然石のようですね。
また、最近イライラしやすいという方にも心のざわつきを癒すパワーがあると言われているのでおすすめです。
こんなアイテムに加工されています
ソーダライトは硬度が5.5~6程度と傷がつきやすいため指輪やブレスレットはぶつけやすく傷がつきやすいので取り扱いに注意しましょう。
ピアス・イアリング・ペンダントなどのアクセサリーがおすすめです。
邪気払いや魔除けグッズとしても人気で六角柱・原石・動物モチーフを部屋に飾るのも人気があります。
ソーダライトはラピスラズリの代用品として使用される場合があり、時々ラピスラズリとして販売される場合もありますので注意して下さい。
ソーダライトの基本情報(和名・原産地・硬度など)
和 名:方曹達石(ほうそうだせき)、ソーダ石
色 彩:青色・藍色
原産地:ブラジル、カナダ、アメリカ、ボリビア、インド、ナミビア、南アフリカ
組 成:Na4Al3(SiO4)3Cl
硬 度:5.5~6.0
比 重:2.14~2.40
光沢:ガラス光沢
劈開性:一方向に明瞭
ソーダライトの浄化・お手入れ
クラスター:〇
セージ:〇
日光浴:〇
月光浴:〇
水浴:✕
ソーダライトのまとめ
今回ご紹介したソーダライトはラピスラズリに比べると値段も買いやすく、魔除けの石を手軽に購入したい方にはおすすめの天然石です。
コーヒでも飲みながらソーダライトをぼんやり眺めているだけでも、深くリラックスできますので最近忙しく神経が擦り減っている方にはもってこいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。