セラフィナイト（クリノクロア）とは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

皆さんセラフィナイトという天然石をご存知ですか？
セラフィナイトは、和名を「斜緑泥石」と言い、緑色にシルバーの絹糸光沢が美しい天然石です。その繊細な模様はまるで天使の羽のように、神秘的な見た目からヒーリングストーンとして愛されています。美しく温かみのある天然石セラフィナイトについて、詳しくご紹介しますので最後までぜひお読みください。

「ComRose」でセラフィナイトを検索

セラフィナイトの豆知識天然石コラム

産地について

セラフィナイトは、ロシアのバイカル湖付近から産出する天然石です。またアメリカ、メキシコの一部地域でも採掘されています。

19世紀のロシアの鉱物学者、ニコライ・カクシャロフ氏によって発見されました。ニコライ・カクシャロフ氏が名付け親という明確な記述はなく、また発見された正確な時代も曖昧です。

セラフィナイトという名前自体も、発見からしばらくした後に名づけられたとも考えられています。

今でもセラフィナイトの産地と言えば、ロシアのバイカル湖付近が世界的に有名です。発見からずっと良質な鉱石が多く採掘され続けています。

透明度は高くないものの、研磨するとグリーンの中に光沢感あるマーブル模様の美しい見た目が特徴です。個性的な見た目は、見るだけで人に癒しと安心感をもたらすヒーリング効果があります。

名前の由来について

セラフィナイトの名前は、最高位の天使「セラフィム」からつけられたものとされています。この名前は深い緑色の中に入っている絹糸のような光沢が、まるで天使の羽に見えることから名づけられたと伝えられています。

実はこの「セラフィナイト」という名前は宝石においての流通名で、正式な鉱物名は「クリノクロア」と呼ばれています。

セラフィナイトは、緑色の内包物を含む「クロライト（緑泥石）」グループの中の一種です。この名前は、ギリシア語の「klien　傾く」　「chloros　緑色」を組み合わせたものが語源です。

セラフィナイトの見た目と輝きは？

セラフィナイトは、緑色にシルバーの絹糸光沢が入った見た目が特徴の天然石です。緑の癒しのエネルギーによって、優しさや深い安心感をもたらしてくれる不思議な魅力があります。

セラフィナイトが属するクロライトグループの鉱石は、硬度がかなり低く粘土質なので透明感や光沢はあまりありません。

落ち着いた見た目から、女性だけでなく男性も身につけやすいパワーストーンとしても注目されています。

また、創造性を高めたり対人関係を良くしたりといった、環境を変える力を持つ石でもあります。

どんな効果が期待できる石なの？

セラフィナイトは、日々のストレスによる不安を落ち着かせたり、愛や幸せを引き寄せたりするパワーで、心穏やかな生活が出来ると言われています。光沢の少ない深緑のカラーリングは、見るだけで心を落ち着かせ、穏やかな時間をもたらすことでしょう。また、愛を呼ぶ天然石で人間関係を円滑したい方におすすめです。

創造性を高めるパワーもあるので、クリエイティブな才能を開花させたい方もセラフィナイトを身に着けてみてください。

こんなアイテムに加工されています

セラフィナイトは、かつて古墳時代で翡翠の代用品として玉作りなどに応用された歴史があります。

しかし、セラフィナイトのクロライトグループは、光沢が控え目で硬度が低く傷つきやすいです。比較的鉱石の中では宝石や装飾品として扱われる機会はありませんでした。

そんな中、19世紀に天使の羽のような美しい見た目のセラフィナイト（クリノクロア）が見つかったことで一気に注目が高まります。

近年はその美しい模様に温かみのある雰囲気が評価され、パワーストーンブレスレットや、ペンダントとして装飾品に加工されています。

セラフィナイトの基本情報（原産地や石言葉など。）

セラフィナイトと組み合わせると良い石

セラフィナイトのヒーリング

セラフィナイトの浄化・お手入れ

セラフィナイトのまとめ

今回ご紹介したセラフィナイトは、緑色にシルバーの絹糸光沢が入った光沢が少ない天然石です。

硬度が低く、傷つきやすいので取り扱いには多少気をつける必要はあるものの、見るだけで心が癒されるような深みのあるグリーンに、美しい天使の羽模様は心を豊かにしてくれます。

日々に癒しを求める方、温かいエネルギーを感じたい方はぜひセラフィナイトのアクセサリーを身につけてみてください。また、ユニセックスな色合いなので男性用アクセサリーとしてもおすすめです。