色彩心理学では、赤を好む人はやる気になっている時、むしろ元気が欲しい時、自信を取り戻したい時、自分をアピールしたい時など、エネルギーが満ちあふれているか、エネルギーを補給したい時に欲しがることが多いのです。
まさにルビーは活力を与えてくれる石ですね!
また、結婚40周年の記念日に、「ルビー婚式」と呼ばれているものがあります。
そんな大切な記念日の贈り物に、ルビーの指輪や、ブレスレットやネックレスなどのジュエリーはいかがでしょうか。
今回はそんなルビーについて少し見ていきたいと思います。
ルビーの豆知識天然石コラム
ルビーはダイヤモンドの次に硬い、「コランダム」という鉱物グループに属する石で、色が赤いものを「ルビー」、それ以外のカラー全てを「サファイア」 と呼びます。
ルビーやサファイアの総称である「コランダム」は、ダイヤモンドの次に硬度の高い石として知られます。
ルビーという名前は「赤い色の石」という意味の「ruber」というラテン語の言葉が語源です。
昔は、赤い宝石の総称としても用いられていました。
そのためレッドスピネルや一部のガーネットなども、昔はルビーとして取り扱われていたそうです。
イギリス王室の戴冠式に用いられる王冠には「黒太子のルビー」と呼ばれる巨大な赤い宝石が飾られていますが、実はそれがレッドスピネルだというのは、とても有名な話です。
古代ローマでは、ルビーには軍神マルスが宿ると信じられていたのです。
力と情熱、行動力を高め、危険の兆候を知らせてくれるというルビーを、戦場に向かう兵士達はこぞって身に着けたそうです。
このことからルビーは「勝利の石」とも呼ばれ、勇気や自信を高め、ライバルや困難に打ち勝つパワーがあると伝えられているのです。
ルビーにまつわる伝説や言い伝えは多いのですが、中でも有名なのは、ルビーの色が変わり、持ち主に危険を知らせるというお話です。
英国王ヘンリー八世の妻・キャサリン妃の持つルビーの色が次第に色あせてゆき、不思議に思っていた矢先、王はアン・ブーリンという女性と再婚を決め、王妃は離婚・監禁されてしまったのです。
しかもこの時、カトリックでは離婚が認められていなかったため、ヘンリー八世はこの再婚のためにカトリックから離れ、宗教的にも歴史的にも大きな事件へと発展してしまいました。
いにしえより宝石は、事件や揉め事の時によく登場します。
宝石が人を惑わせたり、争いを起こさせる訳ではないのでしょうが、とても神秘的であることは確かでしょう。
赤という色は強いエネルギーを表し、情熱や行動力を高めてくれるといわれます。
ルビーは赤い石の代表格です。
宝石の女王とも呼ばれています。
情熱・生命・愛情を象徴し、いにしえより勝利や五穀豊穣を願い、または愛の贈り物として身につけられていました。
燃え上がるような情熱、湧き立つような生命力、強く深い愛情、そいいった事柄を連想させる意味があるようですね。
ルビーはその昔、王侯貴族だけが身に着けられる、高価で特別な宝石でした。
そのためなのか、「情熱的」と一言でいっても、しゃにむな強さではなく、気品と優雅さを兼ね備えた風格があります。
この石を身に着けると美しさを引き出し、女性を魅力的に見せてくれると言い伝えられます。
恋愛や仕事において勝利をおさめたい時には、ルビーを右側に着けると良いといわれます。
これは、体の右側は積極性をつかさどる、と伝えられていることからきているものです。
中世ヨーロッパの肖像画などを見ると、ルビーを身に着けている場合は、そのほとんどが右側に描かれているので、だたの迷信ではないようです。
ルビーの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:紅玉(こうぎょく)
色 彩:赤色、帯紫赤色
誕生石:7月
石言葉:愛の疑惑、情熱、仁愛、勇気、仁徳、威厳、精神面の浄化、血液の浄化、永遠の命、美、優雅
原産地:ミャンマー、タイ、スリランカ、マダガスカル、タンザニア、ケニア、ベトナム、カンボジア、アフガニスタン、パキスタン、インド、ロシア、中国、コロンビア、ネパールなど
結晶系:六方晶系(三方晶系)
組 成:Al2O3
硬 度:9.0
比 重:3.99~4.05
ルビーのヒーリング
・勝利を呼ぶ石
・情熱を高める
・生命力を高める
・恋愛における積極性を高める
・カリスマ性を高める
・意志と精神力を強める
・組織、チームワークを固める
・金運
精神に働きかけ、ハッピーな結末に誘うパワーストーンですね。
ルビーと組み合わせると良い石
ガーネットとの組み合わせは、「栄養ドリンクのように体を活性化」
ルビーの浄化・お手入れ
しかし、余り暗がりに置いておくのもよくないとされます。
定期的に、明るい場所で鑑賞するのがよいでしょう。
クラスター ◎
セージ ◎
太陽光 △
月光 ◎
浴水 ◎