パープルカルセドニーの豆知識天然石コラム
産地について
パープルカルセドニーは、主にインドやブラジル、マダガスカルなどで産出されます。カルセドニーは古くから世界各地で産出されており、日本でも石器時代に石器の素材に使っていたとの言い伝えがあります。
江戸時代は火打石の材料にも使われるなど、宝石だけでなく生活用品としても浸透していたのです。カルセドニーと言えば、赤色やオレンジ色、青色にピンク色など、とにかく多彩なカラーバリエーションが特徴です。
その中でもパープルカルセドニーは、やさしいラベンダーのような風合いで、流通量が少ないレアストーンに数えられています。
名前の由来について
(パープル)カルセドニーの名前は、ラテン語の「カルセドニウス」が由来と考えられています。
カルセドニウスは半透明の宝石を意味する単語で、さまざまなカラーを持った石英であるカルセドニーの見た目から名付けられました。ほかにもかつて存在した古都カルセドンが名前の由来だという説もあります。
カルセドニーは色の名前が先頭につくことが多く、パープルカルセドニーは名前のとおり紫色の見た目が特徴です。
パープルカルセドニーの見た目と輝きは?
パープルカルセドニーは半透明な紫色の石です。紫色は淡く、すみれ色や薄紫色と表現されることが多いです。
アメジストのようにはっきりした紫色は少なく、やわらかく乳白色系の紫色は落ち着きがあり、かわいらしさも感じられます。カルセドニーは複数のカラーが混ざり合ったものもあり、場所によって濃い紫色と薄い紫色に分けられているタイプもあります。
ちなみに不透明なカルセドニーはジャスパーと呼ばれていますが、大きなくくりとしてはカルセドニーに分類されます。
どんな効果が期待できる石なの?
パープルカルセドニーは優しい色合いから女性性を高めるヒーリングストーンだと言われています。
周囲の過ちを許して、さまざまな物を受け入れる柔軟性と器の大きさを育んでくれます。短期ですぐ起こってしまう方や、イライラしがちな方のお守りに、心を穏やかにするパープルカルセドニーがおすすめです。
こんなアイテムに加工されています
パープルカルセドニーはネックレスや指輪、ブレスレットなどに加工されています。パープルカルセドニーは天然の紫色のものもあれば、染色して紫にしたタイプがあります。
そのため、天然にこだわるのであれば、無着色のパープルカルセドニーを探しましょう。
天然のパープルカルセドニーは乳白色に紫色が混ざったような、淡い色合いが多いです。一方で染色したカルセドニーは、加熱処理で金属イオンをしみこませて色味を定着させるため、鮮やかなカラーにも仕上げられます。
いずれにしろカルセドニーであることに違いはないため、こだわりや好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
パープルカルセドニーの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:玉髄(ぎょくずい)
色 彩:透明感のある薄紫色・紫色
石言葉:調和
原産地:インド・ブラジル・マダガスカル
組 成:SiO2
硬 度:6.5~7.0
比 重:2.61
パープルカルセドニーと組み合わせると良い石
サファイアは「集中力や好奇心を育てる」
本水晶は「周囲のマイナスエネルギーを浄化する」
ピンクカルセドニーは「恋愛運を上昇させる」
タイガーアイは「金運を高める」
アクアマリンは「人間関係を良好にする」
ブラックオニキスは「悪い気を寄せ付けない」
パープルカルセドニーのヒーリング
・優美で美しい雰囲気をまとう
・人間関係を良好にする
・深いリラックス状態に導く
・ストレスを和らげて心身を落ち着ける
・判断力を高める
・ゆったりした日々を送るサポート
・長期的に恋人やパートナーとの愛情を深める
・勉強や仕事に真剣に取り組む集中力を養う
パープルカルセドニーの浄化・お手入れ
パープルカルセドニーは、直射日光が当たっていると変色する可能性があります。
基本的には日光が当たらない場所に保管して、日光浴以外の方法で浄化しましょう。水晶と相性が良いため、水晶クラスターやさざれ石のそばに置く浄化方法がおすすめです。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 〇
パープルカルセドニーのまとめ
パープルカルセドニーは、上品な紫色が印象的なおしゃれで美しい天然石です。
カルセドニーの中でも淡く優しい色合いは、見る人の心を癒して豊かにしてくれます。落ち着いたカラーのパワーストーンを身に着けたい方や、心穏やかな日々を送りたい方は、ぜひパープルカルセドニーを身に着けてみてはいかがでしょうか。