皆さんラベンダー翡翠という天然石をご存知ですか?
ラベンダー翡翠はその名通り翡翠の一種で、一般的な緑色の翡翠と違ってラベンダーの花の様な紫色をした特別な翡翠です。
日本や中国などアジア圏では緑色の翡翠が人気ですが、アメリカをはじめとした欧米ではラベンダー翡翠の方が人気が高いようです。
今回は、そんなラベンダー翡翠について詳しくご紹介していきます。
ラベンダー翡翠の豆知識天然石コラム
産地について
ラベンダー翡翠の主な産地はミャンマーを始め翡翠の産地で採掘されます。
翡翠のほとんどが現在ミャンマー産となっていて、ラベンダー翡翠の多くもミャンマー産となっています。
日本でも新潟県の糸魚川で見つかる事があり、糸魚川産のラベンダー翡翠は紫色の発色が濃く人気が高いようです。
糸魚川は翡翠三大産地のひとつで、その他の2つはグアテマラ・ミャンマーと言われています。
名前の由来について
ラベンダー翡翠の名前の由来は、翡翠の中でもラベンダーの様な紫色をした石をラベンダー翡翠と呼びます。
翡翠の名前の由来は、 鳥のかわせみから付けられていて、翡翠の翡は赤い羽根・翠は緑色を表現しています。
本来翡翠は周りが赤く中が緑色のため、かわせみと重ね合わせ翡翠と名付けられたそうです。
ラベンダージェダイとも呼ばれます。
ラベンダー翡翠の見た目と輝きは?
ラベンダー翡翠に見た目は、その名の通りラベンダーのような紫色をしています。
ガラス光沢のためキラキラとした輝きを持っています。
同じ翡翠でも様々な色があり、その配色はクロムやチタンの含有率で変化します。
もともと翡翠は白色が基本で、クロムが多く含有した石はより緑に、チタンを含有している場合は紫色になるようです。
自然の反応によって含有成分が千差万別で、結果的に色が変わるのも天然石の面白いところですね。
優しい紫色の色合いに見ているだけで深い癒しに導かれます。
ラベンダー翡翠の石の意味・石言葉
ラベンダー翡翠には秘めたるパワーがあると言われていますのでいくつかご紹介します。
- 身を守る守護の石
- 新しいことを始めるサポート
- 運気の向上
- 決断力の向上
- 潜在能力の開花
- 人間関係を改善する
- 物事を最善に導く
- 人生に繁栄をもたらす
鉱物としては翡翠と同じため、ラベンダー翡翠のパワーも通常の翡翠のパワーも遜色ないようです。
こんなアイテムに加工されています
ラベンダー翡翠は丸玉のブレスレットやネックレスに加工されストーンショップで販売されています。
特に紫色が綺麗なラベンダー翡翠は宝石として扱われ、高価な金額で取引されます。
古代では魔除けの石として、様々な症状の薬として利用されていたようです。
ラベンダー翡翠と相性の良い石
ラベンダー翡翠と相性の良い石は、翡翠と同様で様々な石と組み合わせることができます。
- ルチルクォーツ:直観力を高める
- カーネリアン:探求心向上させる
- スギライト:危険から身を守る
- アンバー:成長を助ける
ラベンダー翡翠の基本情報(和名・原産地・硬度など)
和 名:ラベンダー翡翠(ラベンダーヒスイ)・ ラベンダー・ジェイド
色 彩:ラベンダー・紫色
原産地:ミャンマー・ロシア・アメリカ・日本・糸魚川
組 成: Na(Al,Fe3+)Si2O6
硬 度: 6.5~7
比 重:3.25~3.36
光沢:ガラス光沢
劈開性:完全
ラベンダー翡翠の浄化・お手入れ
クラスター:〇
セージ:〇
日光浴:〇
月光浴:〇
水浴:〇
ラベンダー翡翠のまとめ
今回は翡翠の中でも珍しいラベンダー翡翠をご紹介しました。
翡翠は中国ではもとっも価値があり、皇帝の権威の象徴としてダイヤモンドより高価な時代もありました。
仁·義·礼·智·信の五徳が備わり、富や健康をもたらすと石と言われ、現在でも大切にされています。
また、ニュージーランドのマオリ族はグリーンストーンと翡翠を呼び、御守りとして身に付ける習慣があります。
メキシコのアステカ文明やイスラム教徒の間でも邪気を払うお守りとして利用されています。
緑色の翡翠も魅力的ですが、今回紹介したラベンダー翡翠はそれ以上に魅力がありますね。
その分、染色した偽物のラベンダー翡翠なども出回っていますので、購入する際には信頼のおけるストーンショップで購入しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。