突然ですが神居古潭(カムイコタン)って場所をご存知ですか?
週間ヤングジャンプで連載中の「ゴールデンカムイ」というアイヌの女の子が主人公のサバイバル漫画によく出てくる地名なんです。その神居古潭は北海道旭川にある美しい景観地で、アイヌの方にとっては綺麗なだけでなく神聖な場所と崇められているそうです。アイヌ語でカムイコタンはカムイ=「神々」・コタン=「住む場所」という意味があり、パワースポットにぴったりな地名ですね。ここで採れる神居古潭石(カムイコタンセキ)には強力なパワーが宿っているとヒーラーやパワーストーン愛好家から注目されています。
今回はそんな神秘的な神居古潭石について詳しく紹介していきますので最後までお読みくださいね。
神居古潭石の豆知識天然石コラム
産地について
北海道旭川市の石狩川中流域にある神居古潭渓谷で採取された川石の事を「神居古潭石(カムイコタンセキ)」と呼んでいます。この神居古潭には、以前は神居古潭駅という駅があったのですが現在では廃線となっていて電車は走っていません。この駅舎は現在、指定文化財に指定され周辺にはデゴイチなどのレアな機関車が展示されていることから鉄道マニアの方には人気のスポットです。
名前の由来について
神居古潭で採取されたことにちなんで、神居古潭石(カムイコタンセキ)と呼ばれています。
神居古潭石の見た目と輝きは?
多く流通している神居古潭石は青系のものが多いようですが、他にも様々な色の石があり、大きく分けると7種に分けられることから「神居古潭七石」と呼ばれることがあります。
*神居古潭七石:真黒石・蒼黒石・緑泥石・五色石・赤石・蛇紋石・曹閃石の7種類があると言われています。
こんなアイテムに加工されています
神秘的なイメージにぴったりな勾玉のペンダントヘッドや丸玉の数珠に加工され販売されています。しかし、アクセサリーよりも神居古潭石は水石愛好家の方達に「石の貴公子」と呼ばれ人気があります。しかし今ではほとんど発見されることは無く入手困難という事で水石愛好家の間では高値で取引されています。
水石とは
水石(すいせき)とは盆栽・茶道・華道に通じるところがあり、床の間に自然の景観や水墨画の情景を投影した石を盆に飾り表現する日本の伝統文化です。なんと後醍醐天皇のころからある伝統文化の様で、令和の現在でも愛好家が続けているそうです。この水石に飾られる石は、数万円のものは当たり前で、石によっては100万円を超える場合もあるようで値段の高さに驚かされます。
神居古潭石の基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:角閃石辺岩
色 彩:濃青緑~黒色
石言葉:厄除け
原産地:北海道旭川市神居古潭渓谷
組 成:-
硬 度:5.5
比 重:-
神居古潭石のちから
神居古潭石にはアイヌの神々がやどり強力なパワーがあると言われています。
- 厄除け
- 危険回避
- 精神を落ち着かせ心穏やかに鎮める
- 気品を向上させる
神居古潭自体がパワースポットと言われていますので、そこの歴史が詰まった石にも力が宿っていると言われていても不思議ではありませね。
神居古潭石の浄化・お手入れ
神居古潭石はもともと川辺でさらされていた石なので扱いは特に難しくはありません。
クラスター ◎
セージ ◎
太陽光 ◎
月光 ◎
浴水 ◎
神居古潭石のまとめ
アイヌ文化に深く根付いている神居古潭石を今回はご紹介しましたが、現在では貴重な石となっていて見かける機会が少ないのが現状です。神居古潭渓谷の川沿いでも見つかる事はほとんど無いと言われていますが、川底や地中には今でもきっとこの石が眠っているはずです。北海道観光の予定がある方は旭川まで足を延ばして観光してみるのも良さそうですね。アイヌ文化を手軽に知りたい方はしつこいようですが「ゴールデンカムイ」を読むことをおすすめします。
アイヌ文化に触れるきっかけにこのコラムがなれば嬉しい限りです。もし神居古潭に立ち寄った際にはアイヌの方にとって神聖な場所なので礼儀を重んじて行動するようにしましょう。間違ってもゴミを捨てたりはしないでくださいね。この神居古潭のカムイ(神様)は良い神様ではなく悪さをする魔神だったという説もありますので気を付けないと・・・・・信じるか信じないかはあなた次第です!
余談ですが、めっちゃくちゃ美味しい茹でトウモロコシが売っている商店があるとサイクリストの方が多数ツイートしてましたので見かけた方は是非食べてみて下さい。