カルセドニーとは？産地・硬度と天然石の特徴を紹介

バイヤー山本

皆さんはカルセドニーという天然石をご存知ですか？半透明の淡い色合いが特徴のカルセドニーは、穏やかなエネルギーを持つ石として、精神と肉体のバランスを整え心を落ち着ける力があります。また、博愛や人との結びつきを強めるエネルギーもあることから、人間関係の改善や縁をつなげてくれます。そんなカルセドニーの産地や硬度などの基本情報、相性が良い天然石をご紹介します。

「ComRose」でカルセドニーを検索

カルセドニーの豆知識天然石コラム

産地について

カルセドニーは19世紀初頭に、現在のトルコに位置するカルセドンという港町で採掘されていました。現在はブラジルやインド、オーストラリアなどが主な産地です。

カルセドンで採掘されたカルセドニーは、港を通じて海を越えた大陸へと輸出されていました。そして19世紀になると、カルセドニーの主な加工地としてドイツのイーダーオーバーシュタインが中心地になります。

2002年には、ドイツで透き通った水色のカルセドニーであるシーブルーカルセドニーが誕生しています。現在もその加工方法は非公開で、ドイツならではの技術で作られ続けています。

名前の由来について

カルセドニーの名前は、古くから採掘が行われていた地であるカルセドンが由来です。なんと青銅器時代から石の彫刻師によって、さまざまな宝飾品や装飾品に加工されてきました。

紀元前11世紀ごろには、クシャーナ王朝で使われていたと思われるカルセドニー製品が発見されているほか、カルセドニーでできた手紙用の蝋印なども見つかっています。

19世紀にはイギリスで白色が強いホワイトカルセドニーが流行します。

そのシンプルで気品のある見た目から、当時洗練された機能美を好むイギリスのジョージアン貴族の間で愛され、イギリス全土へと広がっていきました。

近年では英国王室でキャサリン妃がカルセドニーの宝飾品を身につけたことでも有名です。他にもインド王室や貴族の間で親しまれており、世界的な知名度を誇っています。

カルセドニーの見た目と輝きは？

カルセドニーは岩石や溶岩の空洞の内側に作られる鉱物です。半透明の石に、ピンクやブルー、ラベンダーなどの淡い色彩が特徴で、カラーバリエーションが豊富な石としても知られています。

カルセドニーは、小さな石英（クォーツ）の結晶が集まってできる潜晶質と言う特性の天然石です。この結晶は顕微鏡を通さないと見えないくらい微細で、まるで網目のように集まっています。

カルセドニーの色の違いは、結晶に含有する成分や、それぞれの結晶の大きさによって生まれているのです。

シンプルに一色でまとまったカルセドニーもあれば、複数の色が合わさったもの、他にも縞模様が入った見た目まで、本当にさまざまな種類が楽しめます。

基本的に半透明で淡い色合いをしていますが、ピンクやブルーなどの発色が良い天然物は非常に希少で高価です。

どんな効果が期待できる石なの？

カルセドニーは人との結びつきを強める力があります。癒しの効果にも優れており、持ち主の心を落ち着かせることから、精神的に悩みがある方やストレスを解消したい方におすすめです。

また、心を穏やかにすることから人間関係を整え、相手を思いやる気持ちを養えます。職場や知人などの人間関係の改善はもちろん、家族や恋人などの近しい人とさらに絆を深めていきたい方にも人気です。

良縁をもたらす力もあるため、出会いを求める目的でカルセドニーを身につけるのも良いでしょう。精神に柔軟性をもたらして気持ちを前向きにするので、学業や就活などの目標達成に向けて努力している方のサポートにもなります。

こんなアイテムに加工されています

カルセドニーは硬度が高い石英でできているので、彫刻などの繊細な加工を施しやすいです。

石の彫刻師に愛されてきたカルセドニーは、古くから女性の横顔や花を彫ったカメオや、ペンダント、ブレスレットなどの宝飾品が多数作られています。古くから王室や貴族の間で愛されてきたカルセドニーは、身に着けるだけで上品で華やかさをもたらしてくれます。

カルセドニーの基本情報（原産地や石言葉など。）

カルセドニーと組み合わせると良い石

カルセドニーのヒーリング

カルセドニーの浄化・お手入れ

カルセドニーのまとめ

カルセドニーは色合いが豊富で、淡く優しげな印象の天然石です。手入れもしやすくほかの石とも組み合わせやすいので、パワーストーン初心者にもおすすめです。

精神と肉体のバランスを整えて、日々の生活に癒しをもたらしてくれます。また協調性を高めて人間関係を改善したり、良縁を生んだりする石として、人間関係を改善したい方にもぴったりです。

価格もお手頃ですので、ぜひカルセドニーを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。