キラキラと美しく輝くアポフィライトという天然石をご存知ですか?
この石は硬度が低く割れやすいため、ジュエリーとして加工される事は少ないですが、ヒーリング効果を期待してお守りとして身に付けている方が多くいます。
また「精神レベルをより高い状態に導く石」と呼ばれていて、瞑想好きの方からとても人気があります。
今回は秘めたパワーを持つ「アポフィライト」の名前の由来や石の意味などを詳しく紹介していきますので、最後まで是非お読みください。
アポフィライトの豆知識天然石コラム
産地について
アポフィライトは、「インド」「カナダ」「アメリカ」「ブラジル」「メキシコ」など世界各地で産出されています。
数は少ないですが日本産のアポフィライトもあり、レアストーンとしてコレクターには人気です。
この石が採掘されたきっかけは、19世紀に着工したインドのデカン鉄道の建設現場で放置されていた石をイギリス人が目をつけ流通させたと言われています。
当時のインド人はアポフィライトに見向きもしていなかったそうです。
名前の由来について
英名のアポフィライトの名前の由来は、もともと水分含有率が高い鉱物が熱っされた際に水分が失われ割れた見た目が、まるで葉っぱのような見た目をしていることから、ギリシャ語の「apo=剥離」と「phyllon=葉」を組み合わせ「アポフィライト」と名付けられたと言われています。
別名の「Fish-eye stone=(魚眼石)」の名前の由来は、キラキラとした光沢が魚の目に似ていることから名付けられています。
ただアポフィライトを見つめても魚の目にはあまり見えないような気がします。
アポフィライトの見た目と輝きは?
アポフィライトの見た目は、水晶のような半透明の石で、ホワイト・イエロー・グリーン・グレーなど様々な色があります。
その中でもグリーンの石が人気が高く、質の高いものは宝石として取り扱われています。
アポフィライトと水晶の違いは、アポフィライトは四角形・水晶は六角形という点です。
また硬度はアポフィライトが低く、水晶とアポフィライトをぶつけるとアポフィライト側に傷がつきます。
アポフィライトの石の意味・石言葉
アポフィライトには秘めたる石のパワーがあると言われていますのでいくつかご紹介します。
- 強力な浄化作用
- 魂レベルでの癒しを与える
- 落ち着きを与える
- 穏やかな気持ちにさせる
- ネガティブな気持ちをブロックしポジティブな思考に変化させる
- 不安定さを取り除き安定の助けとなる
インドにおいては瞑想をサポートし、霊力を授ける石として昔から人気で、今では世界中の瞑想愛好家やヨガ好きの方がアポフィライトを愛用しています。
こんなアイテムに加工されています
アポフィライトは硬度が低く割れやすいため加工が難しく、アクセサリーよりも原石やクラスターとして流通しています。
丸玉のブレスレットやネックレスなどにも加工されていますが、高品質のものやグリーンアポフィライトは高価な値段で流通しています。
アポフィライトと相性の良い石
- クンツァイト:真実の愛へと導く
- シトリン:金運アップ
- 水晶:邪気払い
- アゼツライト:波動を持つ
- ラブラドライト:インスピレーションを高める
アポフィライトの基本情報(和名・原産地・硬度など)
和 名:魚眼石(ぎょがんせき)
色 彩:無色・白色・灰色・淡黄色・緑色・ピンク色
原産地:インド・カナダ・アメリカ・ブラジル・メキシコ
組 成:KCa4[(F,OH)│Si8O20]・8H2O
硬 度:4.5~5
比 重:2.30~2.50
光沢:ガラス光沢
劈開性:完全
アポフィライトの浄化・お手入れ
クラスター:〇
セージ:〇
日光浴:✕
月光浴:〇
水浴:✕
アポフィライトのまとめ
今回ご紹介したアポフィライトは、霊力を高めたり、魂を癒す石として人気が有ります。
ただ、硬度が低いうえに完全な劈開性があるため割れやすく、アクセサリーへの加工も難しいようです。
特に緑色のアポフィライトは「グリーンアポフィライト」と呼ばれレアストーンとしてコレクターから人気がありますので、もしお探しでしたら細目にストーンショップや通販サイトをチェックしておきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。