スペクトロライトの豆知識天然石コラム
産地について
スペクトロライトはフィンランドのユレマで産出された特別な虹色を持つラブラドライトの事です。ラブラドライトはカナダのラブラドール沿岸のセント・ポール島で初めて発見されました。現在、ラブラドライトはカナダ・マダカスカル・フィンランド・メキシコ・アメリカで産出されますが、スペクトロライトと名づけられている石は、フィンランドのユレマ産のものとなります。スペクトロライトという名前で販売されていて、産地がフィンランドではない場合はスペクトロライトではない可能性が高いので注意して購入しましょう。
ユレマはフィンランド東南部でロシア国境近くの町になります。
名前の由来について
スペクトロライトというパワーストーンは、鉱石としてはラブラドライトと同じです。ラブラドライトの名前の由来は、1770年にカナダのラブラドル沿岸のセントポール島で発見されたところから名付けられています。。今回紹介するスペクトロライトは、フィンランドのユレマーで産出されたラブラドライトの事だけをスペクトロライトと呼ばれます。スペクトロの語源は英語のスぺクトルから来ていて、スペクトルとはプリズムなどの分光器を通過させた時に光の成分の波長のよって虹のような色がでる現象を言います。スペクトロライトはまさにプリズムを通した光の虹色のようなはっきりとした色彩を持つ石なのでこの名前が付けられたのでしょう。
スペクトロライトの見た目と輝き
スペクトロライトの見た目は小学校の理科の実験でやったことがある方ならわかると思いますが、プリズムの実験の際にでる虹色に近い輝きを放っています。 ラブラドライトはボワッとした閃光で虹色に光を放ちますが、スペクトロライトははっきりと色がわかれます。
どんな効果が期待できる石なの?
- インスピレーションの向上
- 創造力の発揮
- クリエイティブ力アップ
- 潜在意識の開放
スペクトロライトにはこの様なパワーがあるとされています。
こんなアイテムに加工されています
スペクトロライトはペンダントヘッド・ネックレス・ブレスレット・指輪・ピアスなどのアクセサリーに加工されています。ただスペクトロライトはブレスレットなどの小さな玉に加工してしまうと光沢が減り独特のカラーがでない事が多いのでしっかりと確認してから購入しましょう。鑑賞用の原石として販売されることもあり、部屋や社内に飾りスペクトロライト特有のプリズムの神秘的な輝きを楽しむことも密かに人気があります。特にクリエイティブなパワーを向上させる効果があると言われていますので、デザイナーやクリエイターの方に好まれています。
スペクトロライトの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:曹灰長石(そうかいちょうせき)
色 彩:透明・黄色・オレンジ・ピンク・淡青緑色・青・黒・青灰色など
原産地:フィンランド(ユレマ)
組 成:(Ca[Al₂Si₂O₈])₅₀~₇₀+(Na[AlSi₃O₈])₅₀~₃₀
硬 度:6~6.5
比 重:2.69~2.72
スペクトロライトと組み合わせると良い石
- ブラックオパール:個性を高め自分自身を保つ
- ラピスラズリ:邪気を退け危険を回避する
- オブシディアン:直感力を高めネガティブなエネルギーから守る
- アベンチュリン:心身両面の癒やし
- ブルータイガーアイ:深い洞察力をもたらす
スペクトロライトのヒーリング
スペクトロライトには体や心の痛みを和らげる効果があると言われています。特に気管・肺・喉にすぐれたヒーリング効果があると言われていますが医学的根拠はありません。
スペクトロライトの浄化・お手入れ
スペクトロライトは扱いは特に難しくないのでいろんな浄化法が適しています。ただし水につけすぎると光沢が落ちますので注意する必要があります。特にオススメの浄化方法は月光浴となっています。
セージ ◎
太陽光 ◎
月光 ◎
浴水 ×
スペクトロライトまとめ
今回ご紹介したスペクトロライトは、産地限定の石なのでとても稀少性が高くお目にかかる機会は多くありません。これから潜在意識を開花させ、何かクリエイティブな事に挑戦したいという方にはオススメのパワーストーンとなっていますので、ネックレスのヘッドとし常時身に付けたり、原石をオフィスに飾って毎日神秘的な虹色を眺めクリエイティブなパワーを充電すると良いでしょう。