シーブルーサーペンティンの豆知識天然石コラム
産地について
シーブルーサーペンティンの産地は、南アフリカ・韓国・中国・カナダ・ミャンマー・ブラジル・日本など各地に存在します。
採取自体は多くていますが、サーペンティンにはシーブルー(クリアブルー)以外にも、グリーンやイエローが多く産出されており、好みの色に必ず出会えるとは限りません。日本でもかつて産出されており「蛇紋石(じゃもんせき)」「蛇紋岩(じゃもんがん)」という和名で親しみがあります。
大分県豊後大野市にある鷲谷鉱山(わしたにこうざん)なども蛇紋石の鉱山として記録がありますが、現在は廃鉱山となっています。採取自体は多い石ですが、内面の模様が綺麗に浮かび上がっているものや透明度が高いなど、見た目によって希少価値が上がります。
名前の由来について
「シーブルーサーペンティン」は、同じく「サーペンティン」という石の見た目の呼び分けとして付いている名前です。
サーペーティン自体の由来は、英語で大蛇を意味する「Serpent(さーぺんと)」という言葉が由来しています。石に見られる特有の模様は蛇やトカゲの模様に喩えられますが、和名である蛇紋石(じゃもんせき)も同じく蛇の名前が使われています。
このサーペンティンというのは鉱物名ではなく、鉱物のグループ名を指す言葉です。主に「リザーダイト」「アンチゴライト」「クリソタイル」が3種類の石が該当します。
その他、別名として「ボーウェナイト」という名称が使われる場合や、イエローブルーの石は翡翠(ジェード)と似ていることから「ニュージェード」という名称が使われる場合もあります。
シーブルーサーペンティンの見た目と輝きは?
シーブルーサーペンティンは、透き通る海のようなクリアブルーの見た目をしています。物によってイエローグリーンの場合もあります。
内側に蛇やトカゲのような独特の模様が浮かび上がりますが、サーペンティンはいくつか種類のある石のため石によって見た目の個性が分かれる石です。
通常のサーペンティンは黄色〜緑から、蛇の皮膚にさらに近くあまり磨かれていない状態の岩も存在します。
どんな効果が期待できる石なの?
シーブルーサーペンティンは厄除けや魔除けに効果が期待できる石です。
冒頭でも紹介の通り「旅のお守り」としても有名ですが、「旅立ち」の象徴でもあります。卒業や転職などのお守りや、環境が新しくなるときなどに身につけると良いでしょう。身につけることで、持ち主を見えない負のエネルギーから守り、精神と肉体を繋げる効果が期待できます。
感情鎮静効果があり、物事への洞察力を高めます。負のエネルギーを浄化するパワーを持った高波動の石であり、持ち主を新しい次元へと導いてくれるでしょう。
こんなアイテムに加工されています
シーブルーサーペンティンは、ペンダント、指輪、ブレスレット、ネックレスなど基本的なアクセサリー加工がされています。
硬度が低いため、衝撃に気をつけましょう。身につける場合はこまめに外してお手入れするのがおすすめです。
シーブルーサーペンティンの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:蛇紋石(じゃもんせき)・蛇紋岩(じゃもんがん)
色 彩:クリアブルー〜イエローグリーン(内面に蛇のような模様)
石言葉:旅立ち・危険回避・再生
原産地:中国・韓国・ニュージーランド・ミャンマーなど
組 成:Mg3Si2O5(OH)4
硬 度:2.5~4
比 重:2.2~2.9
シーブルーサーペンティンと組み合わせると良い石
・ラリマーは「優れたヒーリングパワーで持ち主を守る」
・レピドライトは「厄除け効果を強めて目標の達成へ導く」
・モリオンは「厄除けパワーと守護能力を高める」
・翡翠は「願望達成へと導き、悪いものを跳ね除ける」
シーブルーサーペンティンのヒーリング
・エネルギー浄化
・瞑想力を高める
・霊的エネルギーを高める
・厄除け効果
・感情鎮静効果
・持ち主を守る
・インスピレーションを高める
シーブルーサーペンティンの浄化・お手入れ
シーブルーサーペンティンはモース硬度が低いので、セージ・クラスター・月光での浄化がおすすめです。
クラスター ◎
セージ ◎
太陽光 ×
月光 ◎
浴水 △
シーブルーサーペンティンのまとめ
シーブルーサーペンティンはお守りとしての効果が高く、持ち主を守る効果があります。
特に「旅のお守り」として出張の機会が多い方や旅行が好きな方が身につけることや、「旅立ちのお守り」として新しい環境をスタートする前や何かから卒業するときにも身につけてみてください。
シーブルーサーペンティンはクリアブルー以外にも複数のカラーが存在しますが、石の効果は変わらず得ることができます。自身の好みや部屋の雰囲気に合わせて選んでも良いでしょう。ぜひお気に入りのひとつを探してみてはいかがでしょうか。