ラベンダークォーツとは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

皆様、ラベンダークォーツはご存じですか？

ラベンダークォーツは石英が主成分の鉱物ですが、アメジストに加工を施して作られたクォーツとは異なる人工石です。

透明感がありつつも乳白色の柔らかな色合いが非常に美しく、近年はアクセサリーとして人気を集めています。

また、自分らしさを引き出したり心を落ち着けたりといった意味を持つほか、恋愛運アップのお守りとしても注目されるパワーストーンでもあります。

そんなラベンダークォーツに付いて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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ラベンダークォーツの豆知識天然石コラム

産地について

ラベンダークォーツの元となるアメジストは世界中のさまざまな地域で産出される、比較的ポピュラーな天然石です。しかし、ラベンダークォーツを作るには、まず高品質なアメジストが必要になるだけではなく、加工処理に耐えられるものでなくてはなりません。それらの条件に合うアメジストが産出される地域は現在ブラジル、ウルグアイ、ボリビアなどの限られた場所で取れたもののみといわれています。さらに、加工難易度が高く処理を施したアメジストのほとんどが失敗に終わってしまうため、市場に出回る量は驚くほど少なく、極めて希少な石といえるでしょう。

名前の由来について

ラベンダークォーツは、ラベンダーを思わせる薄紫の色合いを持つ石英質の石ということから名付けられました。スコロライト（Scorolite）という名前で流通している場合が多く、こちらの名前の方が知名度は高いでしょう。そのほか、ムーンライトアメジストやあじさいという意味を持つハイドレンシアクォーツ、ピンクファイヤーアメジストなどの別名があります。

ラベンダークォーツと混同される石にラベンダーアメジストがありますが、ラベンダーアメジストは長い時間をかけて自然に退色していった天然石で、人工的に変色させているラベンダークォーツとは異なります。ラベンダークォーツは藤雲石（とううんせき）という和名で呼ばれることもありますが、これは一般的にラベンダーアメジストの呼び名で確定した和名はありません。

ラベンダークォーツの見た目と輝きは？

ラベンダークォーツはラベンダーのような薄紫色をしており、うっすら乳白色がかった柔らかな色合いが特徴です。この色はアメジストに加熱処理を施して作られるといわれていますが、その処理方法には2回加熱したもの、放射線を照射した後に加熱したもの、加熱後に照射したものなど、さまざまな説が挙げられています。しかし、処理方法は秘匿されており、どのように作り上げられているのかは、正確にはわかっていません。

シトリンやアメトリンなどのアメジストを加工して作ったもののほか、ルビーやサファイヤなどのコランダム鉱石の色合いを整えるために加熱処理を施すなど、人工的に手がかけられた石は意外と多いものです。それらに比べてラベンダークォーツは処理回数が多いとされており、石に負担がかかった結果、クラックができたり思うように色がつかなかったりと失敗になってしまうケースも多々あります。

どんな効果が期待できる石なの？

ラベンダークォーツは、その優しい色合いから心を癒やす意味を持っています。心身のバランスを整えリラックスさせることで、自分らしさを引き出し自然体で生きられるようサポートするといわれています。心の高ぶりを鎮めて眠りを深くする効果も期待できるので、普段から寝不足気味な人や眠りが浅く悩んでいる人などにもおすすめです。

そのほか、アメジストが持つ恋愛運向上の意味も併せ持っています。自身の魅力を高めたり、最良のパートナーと出会いをもたらしたりなど、恋愛に対して奥手な人や出会いがなくて困っている人に適したパワーストーンといえるでしょう。

こんなアイテムに加工されています

ラベンダークォーツはビーズやペンダントヘッドなどに加工し、アクセサリーとして使用するのが一般的です。

ラベンダークォーツの基本情報（原産地や石言葉など。）

ラベンダークォーツと組み合わせると良い石

ラベンダークォーツのヒーリング

ラベンダークォーツの浄化・お手入れ

ラベンダークォーツのまとめ

ラベンダークォーツは選びぬかれた高品質なアメジストに、さらに特殊な加工を施して出来上がった希少価値が極めて高い石で、なかなか出会えない石としても有名です。天然石に加熱処理をする手法は古くから行われており、歴史をたどると古代エジプトまで行き着くのだそうです。そうして作り上げられた石は天然石にまさるとも劣らない素晴らしい力を持っているといわれています。

ラベンダークォーツも持ち主を心からのリラックスを与え、自然体でいるようサポートする意味を持ったパワーストーンです。もしあなたがストレスを溜めていたり、日頃から無理に自分を装っていたりするのなら、ぜひ一度チェックしてみてください。きっと生きやすいよう心を解きほぐしてくれるかもしれません。