キウイクォーツの豆知識天然石コラム
産地について
キウイクォーツは主にブラジルやマダガスカルで産出される天然石です。キウイクォーツは石英と長石を中心とした花崗岩の一種です。キウイを思わせる模様は、複数の石が混ざった花崗岩だからこそ生まれるもの。
花崗岩は陸地を構成する中でも多くの割合を占めている定番の石です。地殻はなんと5億年以上前から生成されており、ずっと陸地を支えている重要な石なのです。そのため、キウイクォーツは古い地層がそのまま残っている大陸で産出されることが多いです。
花崗岩そのものは日本の一部地域でも産出される、なじみの石材ですがキウイクォーツのような見た目の石はあまり見つかっていません。
名前の由来について
キウイクォーツはフルーツのキウイに似ていることが名前の由来です。淡い緑色に黒の斑点は、まるでカットしたキウイによく似ています。
このユニークな見た目は、石英(水晶)や長石など、複数の石を含んでいることで生まれる独特の模様によるものです。ちなみに和名では、石の種類である花崗岩と呼ばれています。
キウイクォーツには、その見た目から複数のニックネームがあります。同じ石でも流通名が異なる可能性があるため注意しましょう。
一例を上げるとゼブラジャスパー、アイスミントジェード、モスクォーツなど、さまざまな名前があります。ただし、キウイクォーツはジャスパーやジェードではありません。あくまで石英や長石を含んだ花崗岩です。
キウイクォーツの見た目と輝きは?
キウイクォーツは、緑色や白色の石に、黒い斑点が入った見た目をしています。キウイに似ていると言われることもあれば、まるでチョコミントのようだと呼ばれることもあります。
石の色の濃淡によって、本当にチョコミントのようなさわやかな青緑色をしているものもあれば、白に黒の斑点が入ったシンプルな見た目のキウイクォーツもあります。
いずれも光沢はあるものの、不透明な見た目をしています。
どんな効果が期待できる石なの?
キウイクォーツは、周囲の人との調和をもたらす天然石です。優しい緑色は見る人の心を癒して、穏やかに他人に接することができます。ほかにも、自分自身の魅力に気づき、自信のある日々を送る手助けをしてくれます。
自分を愛すると同時に周囲の意見も尊重できるような、人間性を向上させるきっかけを与える石なのです。
こんなアイテムに加工されています
キウイクォーツは、主にパワーストーンブレスレットに加工されています。石英と長石が主成分で加工しやすい石のため、ほかにもインテリア用品としてさまざまな形にカットや研磨を施した商品もあります。
また、ユニークで個性的ながら、心に落ち着きをもたらすキウイクォーツは、アクセサリーだけでなく石材にも使われています。
キウイクォーツの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:花崗岩
色 彩:淡いグリーンの石に黒・緑・褐色の斑点
石言葉:調和
原産地:ブラジル・マダガスカル
組 成:SiO2+複数の石
硬 度:6.0~6.5
比 重:石による
キウイクォーツと組み合わせると良い石
翡翠は「心に平穏をもたらす」
スモーキークォーツは「人に優しくできる」
本水晶は「心のマイナスエネルギーを排除する」
シトリンは「金運や仕事運を高める」
オパールは「ピュアな気持ちを取り戻す」
トパーズは「真実を見抜く力を養う」
ターコイズは「不運から身を守る」
キウイクォーツのヒーリング
・人との調和をもたらす
・自分自身の魅力に気づく
・お互いに尊重し合える関係性を築く
・自分らしさを守る
・高次元にステップアップする
・マイナスエネルギーを浄化する
・相手の意見を受け入れる受容力を養う
・堅実な思考を育てる
キウイクォーツの浄化・お手入れ
キウイクォーツは太陽光に長時間さらされていると、変色する可能性があります。そのため日光による浄化は避けましょう。水を使った浄化も内包物によっては、変質のリスクがあります。
基本的に水や日光の刺激は控えて、水晶クラスターのそばに置いたり、音叉やホワイトセージを焚いたりといった方法がおすすめです。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 ×
キウイクォーツのまとめ
キウイクォーツは、キウイを思わせる淡い緑色の黒色の斑点が入った個性的な石です。周囲の人々と調和して、支え合う精神を養ってくれます。
お互いの意見を尊重しつつ、人に流されない強さと自分の個性を大切にする生き方を手助けしてくれると言われています。人間関係を整えたい方や、自分をもっと大切にしたい方こそ、ぜひキウイクォーツを身に着けてみてはいかがでしょうか。