リバーストーンの豆知識天然石コラム
産地について
リバーストーンは主に中国やインドで産出されます。石灰岩がマグマの熱で再結晶化したもので、その際にさまざまな成分が混入することで美しい大理石模様が生まれます。
石灰岩は広く産出されるため、大型のリバーストーンが入手しやすいです。そのため、ローマ帝国のコロッセオや、古代ギリシャのパルテノン神殿といった有名な建造物にもリバーストーンが使われてきました。
今でも家具の一部や住宅の床など、さまざまな生活エリアにリバーストーン(大理石)を使用しており、私たちの生活になじみが深い石です。
名前の由来について
リバーストーンは流通名で、日本では大理石や英名のマーブルの方が浸透しています。リバーと言うように川の流れを思わせる流線形の美しい模様が特徴です。
ちなみに英名のマーブルは、マーブル模様の由来になったもので流線形の模様そのものを意味します。表面にツヤツヤとした光沢のある見た目に、落ち着いたベージュ系の色彩は癒しと安らぎを与えてくれます。
リバーストーンの見た目と輝きは?
リバーストーンは、ベージュや灰色、赤褐色などのマーブル模様が特徴です。ベージュを基調とした落ち着いた色彩は、ファッションを邪魔せず肌なじみも抜群です。
そのデザイン性からパワーストーンブレスレットとして高い人気を誇っています。これは水中にいる動物たちの骨が底に積もった、石灰岩が主な成分です。石灰岩にマグマなどの熱や地中の圧力が加わることで再結晶化し、その際にさまざまな成分と融合してマーブル模様が生まれます。
リバーストーンのうち40%が、カルシウムで構成されるカルサイトです。ちなみにリバーストーンは中国やインドがメインの産出地ですが、山口県などの日本の一部地域でも産出された記録が残っています。
どんな効果が期待できる石なの?
リバーストーンは、古くから神殿などの建材に使われてきた石です。そのため心の土台になって、落ち着きや癒し、安定をもたらすと言われています。
新しい環境でもしっかりと腰を据え、成功に向けて手助けをしてくれることでしょう。また、大理石の光沢は繁栄や発展などにもつながります。
もともと高級な建造物や彫刻に使われているリバーストーンゆえ、金運アップや運気の流れの向上のお守りにもなると考えられてきました。
落ち着いたベージュ系のカラーリングは、心の傷を和らげて癒すヒーリングの役割も担っています。精神の安定と生活の安定をもたらす石として、リバーストーンは人生に寄り添ってくれるのです。
こんなアイテムに加工されています
リバーストーンは加工しやすい特性があるため、ブレスレットやネックレスなどのアクセサリーに加工されています。ほかにもインテリア用の彫刻など、さまざまな形で流通しています。
普段から身に着けやすいブレスレットが人気ですが、家族と集う場や自室などリラックスしたい部屋のインテリアとしてリバーストーンを置く方法もおすすめです。
リバーストーンの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:大理石(だいりせき)
色 彩:ベージュや灰色のマーブル模様
石言葉:癒し
原産地:中国・インド
組 成:CaCO3
硬 度:3.0
比 重:2.5
リバーストーンと組み合わせると良い石
ブラックオニキスは「マイナスエネルギーを浄化する」
オブシディアンは「自身を見つめ直す」
天眼石は「目標達成までやり遂げる」
タイガーアイは「夢の実現を手助けする」
アメジストは「スピリチュアルなエネルギーを高める」
マザーオブパールは「悪いエネルギーを取り払う」
フォスフォシデライトは「緊張や不安を落ち着ける」
リバーストーンのヒーリング
・緊張やストレスを和らげる
・創造力を高める
・精神的な痛みや苦しみを解消する
・持ち主を癒す
・心を前向きにする
・精神的な自由を手に入れる
・エネルギーの流れを整える
・感情と精神をメンテナンスする
リバーストーンの浄化・お手入れ
リバーストーンは耐久性があるものの、直接水に触れると中に浸透してしまい変色や変質する可能性があります。また、塩による浄化も傷がつく原因になるため控えましょう。
浄化する際は日光浴や水晶クラスターを使う方法がおすすめです。また音叉やホワイトセージを焚くといった周辺の空間も一緒に浄化する方法も適しています。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 〇
月光 〇
浴水 ×
リバーストーンのまとめ
リバーストーンは私たちの生活になじみが深い大理石です。中国やインドを中心に多く産出される天然石だからこそ、入手しやすく扱いやすい魅力があります。リバーストーンならではの落ち着きのある風合いは癒しのエネルギーがあり、心と体を安定させてくれます。
ぜひ気になるリバーストーンがあれば、身に着けてみてはいかがでしょうか。