ブラックスピネル(ヘルシナイト)の豆知識天然石コラム
産地について
ブラックスピネルの主な産地は、ミャンマーやスリランカです。
特に強い輝きは宝石としても高い品質を誇っており、ブラックスピネルはブラックダイヤモンドと呼ばれることもあります。
スピネルはブラックスピネルがもっとも有名ですが、実は黒色だけでなく赤色や青色など多岐にわたります。特に赤色はルビーに良く似ており、青色のスピネルはサファイアのような美しさを持っているため、かつてはスピネルではなくルビーやサファイアの一緒だと考えられてきました。
名前の由来について
ブラックスピネルのスピネルとは、先端がとがった結晶の形状が深く関わっています。
スピネルは先端部分が水晶のように、三角状にとがって形成されるため、ラテン語の「Spina」=「刺す」の単語から名付けられたのです。
ちなみに結晶は母岩からまるでトゲのように突き出している見た目も、スピネルの名前に関係していると言われています。
ブラックスピネル(ヘルシナイト)の見た目と輝きは?
ブラックスピネルは不透明な漆黒の石です。
ブラックダイヤモンドのように、美しい光沢でカッティング次第で輝きが増します。加工方法は丸玉よりも、32面などの多面カットを施した方が、美しいブラックスピネルの輝きを楽しめます。
その美しい見た目から、イギリス王室の戴冠式のための冠や、エリザベス女王のネックレスなどに使われてきました。王室や皇族にも愛される、上品で存在感のある黒色は、本物のブラックダイヤモンドを凌ぐ人気を誇っています。
どんな効果が期待できる石なの?
ブラックスピネルは、漆黒の見た目から優れた厄除けやマイナスエネルギーの浄化作用があると考えられています。
持ち主に寄ってくる災いを近付けず、健やかな日々を送るサポートをしてくれることでしょう。ほかにも、持ち主が持っている潜在能力に働きかけて、開花させるヒーリングも持っています。
ブラックスピネルが人生の成功に近づくための気づきを与えて、今後の人生を豊かにするきっかけになります。
こんなアイテムに加工されています
ブラックスピネルは主に宝石として加工されています。硬度が7.5と非常に硬く、ダイヤモンドのようにしっかりしています。
ちなみにヒーリングストーンブレスレット用に丸玉加工されるものもありますが、ダイヤモンドのように多面カットを施した宝石も人気があります。スピネルはブラックだけでなく、青色や赤色などカラーが豊富です。
黒のみの落ち着いたアクセサリーも人気ですが、ほかのスピネルと組み合わせたブレスレットもおすすめです。
ブラックスピネル(ヘルシナイト)の基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:尖晶石(せんしょうせき)
色 彩:黒色・紫色
石言葉:果敢
原産地:ミャンマー・スリランカ
組 成:FeAl2O4
硬 度:7.5~8.0
比 重:3.55~4.12
ブラックスピネル(ヘルシナイト)と組み合わせると良い石
アメジストは「空間を浄化する」
ヒマラヤ水晶は「持ち主の負のエネルギーを祓う」
エメラルドは「心身のバランスを整える」
イーグルアイは「物事の本質を見抜く」
タイガーアイは「危機的状況を切り抜ける」
ブラックスターは「持ち主のカリスマ性を高める」
カーネリアンは「信頼関係を築いていく」
ブラックスピネル(ヘルシナイト)のヒーリング
・目標達成に向けて導く
・ストレスを和らげて前向きな気持ちを育てる
・マイナスエネルギーを浄化して寄せ付けない
・持ち主に眠っている潜在能力を引き出す
・事前に危機を察知して回避できるように導く
・忍耐力や精神力を養う
・自分の新しい可能性を開拓する
・精神状態を落ち着ける
ブラックスピネル(ヘルシナイト)の浄化・お手入れ
ブラックスピネルは硬度が高く頑丈ですが、尖った結晶のため衝撃を加えると割れてしまう可能性があります。取り扱いの際は壁や机などにぶつけないように気を付けましょう。
浄化方法は直射日光を控えて、ホワイトセージを焚いたり、水晶クラスターのそばに置いたりしてください。ただしブラックスピネル自体が優れた浄化作用を持っているため、基本的に浄化は必要ありません。
汚れが気になるときは流水にさらしても問題ありませんが、乾いた布で汚れを拭き取るだけでOKです。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 〇
ブラックスピネル(ヘルシナイト)のまとめ
ブラックスピネルは黒の輝きが美しい、高級感ある天然石です。かつて王室でも愛されてきた品格ある石として、今もなお世界的に高い人気を誇っています。
魔除けの石としてだけでなく、持ち主を成功へと導く気づきも与えてくれると言われています。最近不運が続いている方や、人生をさらに豊かにしていきたい方はぜひお守りにブラックスピネルを身に着けてみてはいかがでしょうか。