パライバの豆知識天然石コラム
産地について
パライバは1989年の1月に、アメリカのアリゾナ州で開催された世界最大のミネラルショー「ツーソンショー」で、デビューしました。主なブラジル、ザンビアなどが有名です。
輝かしい水色を持つパライバは、トルマリンの中でも突き抜けて高値がつけられ、200ドルもの価格で取引されました。今でも独特の青水色を持った輝きは世界中の人々を魅了しており、高級ジュエリーの1つに数えられています。
名前の由来について
パライバという名前は、ブラジルのパライバ州で発見されたことが由来です。鮮やかなネオンブルーを持つトルマリンとして、パライバトルマリンの名前で流通することもあります。
ちなみにトルマリンには青色が印象的なブルートルマリンがありますが、パライバは蛍光色が強いため比べると色彩は異なります。
パライバトルマリンは鉱石上ではエルバイトと呼ばれる種類です。リチウムを含有しているリチア電気石に該当する種類で、産出量が少ない希少なトルマリンです。
パライバの見た目と輝きは?
パライバは美しいネオンブルーを持った、透明感の強いトルマリンです。蛍光カラーはトルマリンに多くの銅を含むことが影響しています。酸化クロムが多く含まれている時は青色が濃く現れ、銅の含有量が多い時はグリーンの色味が強くなります。
青と緑が絶妙に混ざり合った、カラフルなネオンブルーこそがパライバの魅力です。青が目立つものもあれば、緑が強いタイプも人気があります。
どんな効果が期待できる石なの?
パライバトルマリンはパワーストーンとしても人気があります。特に周囲との人間関係を円滑にすると言われており、他人からの好意を集めるサポートをしてくれます。
たとえば新しい環境で人間関係を作っていく予定がある人や、今いる周囲の人々との交流を深めたい方のお守りにおすすめです。ほかにも、青色ならではの癒しと落ち着きを与えてくれるトルマリンでもあります。
もともとトルマリンはエネルギーを循環させる働きがあり、パライバも同様に全身の巡りを促進し心身のバランスを整えると言われています。パライバを身に着けると日々落ち着いて行動できると同時に、人間関係を整えるサポートとして活躍してくれることでしょう。
こんなアイテムに加工されています
パライバは美しい見た目から宝石に活用されています。しかし、産出地が限定的で量も少ないことから、そこまで多くの宝石は流通していません。
美しいカラーリングは世界中に注目されており、宝石的価値も高まっているためトルマリンの中でも高価です。宝石的価値の高さから、パワーストーンブレスレットなどたくさんのパライバを使ったアクセサリーはあまり流通していません。1粒をあしらった指輪やネックレス、ルースが定番です。
パライバの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:電気石
色 彩:透明感のある水色・グリーンブルー
石言葉:ルーツ
原産地:ブラジル・ザンビア・パキスタン
組 成:Na(Li,Al)3Al6B3Si6O27
硬 度:7.0~7.5
比 重:3.06
パライバと組み合わせると良い石
本水晶は「持ち主の気を浄化する」
ローズインクォーツは「人間関係を整えて良縁をもたらす」
スピネルは「目標に向けて努力する継続力を保つ」
ピンクダイヤモンドは「大切な人との関係を良好にする」
ターコイズは「ネガティブな思考をポジティブに切り替える」
キャンディジェイドは「思考を柔軟にする」
ホワイトオニキスは「邪気を寄せ付けないお守り」
パライバのヒーリング
・他人からの好意を集める
・人間関係を良好にする
・直感力を高めて物事の本質に気づく
・未来を創造するサポートをする
・気持ちを新しくして物事に取り組む
・希望を持って毎日を過ごせる
・自分の可能性を肯定する
・人に愛されている実感を得られる
パライバの浄化・お手入れ
パライバは日光に当たると変色する可能性があります。浄化方法は日光浴以外を選びましょう。ほかに流水によるお手入れも、水による跡がつく可能性があるため、必ず濡れたら乾いた布で拭き取ることも大切です。
浄化方法は水や日光を控える方法であれば、どの形にも対応しています。音やホワイトセージによる煙の浄化、水晶クラスターのそばに置く方法もおすすめです。
また、月がよく見える日は窓際に置いて月光浴をさせる方法もあります。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 △
パライバのまとめ
パライバはネオンカラーのブルーが美しい宝石です。トルマリンのエネルギーの循環をサポートすると同時に、人間関係を整えると言われています。
産出量が少ないため希少性が高く、なかなかパワーストーンブレスレットとしては流通していません。ジュエリーやルースの状態で販売されているため、自分の中でピンと来た気になるパライバを入手してみてください。