ライトニングクォーツ（雷水晶）とは？産地・硬度と天然石の特徴

バイヤー山本

皆様、ライトニングクォーツはご存じですか？

ライトニングクォーツは、その名前の通りクォーツ（石英）の一種で、二酸化珪素が結晶化して形成される鉱物です。

世界中で有名で最もポピュラーな天然石といえるクォーツですが、ライトニングと名の付くものは大変希少で、滅多に市場へ出回らない鉱物としても知られています。

また、通常のクォーツが持つ開運や浄化という石言葉に加え、激変・生まれ変わりといった自らの環境や心境、意識などを変化させ活性化するなどの、良い未来へ進むチャンスを掴む石の意味を持っている天然石でもあります。

そんなライトニングクォーツについて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

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ライトニングクォーツ（雷水晶）の豆知識天然石コラム

産地について

クォーツは、火成岩や変成岩、堆積岩などを形成する造岩鉱物のなかでも長石に次ぐポピュラーな天然石で、アメリカ・アーカンソー州やヒマラヤ山脈をはじめとして、世界各国のさまざまな場所で採掘される鉱物として知られています。しかし、ライトニングクォーツは一般的なクォーツとは違い、地表から地中にかけて適度な水分を蓄えた場所に落雷し、水晶に電流が届いて模様を作るというプロセスが必要になります。加えて、雷によって水晶が破損せず形を崩さないよう守られる地層でなければ結晶を保つことができないなどの生成条件がシビアなため、非常に希少で市場には滅多に出回りません。そのため、産地は極めて限定され、流通する状態の良いライトニングクォーツはブラジル・ミナスジェライス州のエスピニャソ山脈が落雷が多く生成されやすい地域として知られているほか、サンパウロのジアマンチーナなどで産出されています。

名前の由来について

ライトニングクォーツは、雷によってクォーツに模様が入るなど変化が生じることから、英語で稲妻を意味するLightningという名前をつけて呼ばれるようになりました。和名も英名の由来と同じように雷水晶、または稲妻水晶と呼ばれています。

ライトニングクォーツ（雷水晶）の見た目と輝きは？

ライトニングクォーツは、電流が走った箇所に溶解痕やクラックが入り、模様となって定着し生成されますが、その模様は千差万別で、クォーツが溶けた際にまわりの泥を取り込んだり、網目状になったり傷跡に虹色の輝きが出たりと結晶によってさまざまな表情を見せてくれます。

また、瞬間的に超高温で熱せられることで水晶の質が変化し、クリストバライト（方珪石/クリストバル石）になり、通常のクォーツに比べ表面が磨りガラスのように曇りが生じることがあります。

どんな効果が期待できる石なの？

ライトニングクォーツは、変化・生まれ変わりという石の意味を持つパワーストーンです。元の状態から変化を果たした生成過程が由来で、瞬時に見た目や性質が変貌した様はまさに激変といって差し支えなく、これまで目の前に立ちふさがっていた壁を打ち破る推進力を得たり、ターニングポイントで良い方向に自己を変革したりといったポジティブな効果が期待できます。また、喪失している自信を回復させるほか、内面エネルギーを活性化させるなどの精神面に働きかける効果があるとされています。通常、クォーツは地の力を持つ天然石ですが、雷による莫大な天の力を身に帯びてどちらの要素も併せ持つ石へと変貌しているため、浄化などの元々持っていた意味を引き継いでおり、他の石と組み合わせることで、よりヒーリング効果の向上が期待できます。

こんなアイテムに加工されています

ライトニングクォーツは、雷による模様が最も特徴的な天然石のため、結晶をそのまま置き石やヒーリングストーンとして使用するのが一般的です。

ライトニングクォーツ（雷水晶）の基本情報（原産地や石言葉など。）

ライトニングクォーツ（雷水晶）と組み合わせると良い石

ライトニングクォーツ（雷水晶）のヒーリング

ライトニングクォーツ（雷水晶）の浄化・お手入れ

ライトニングクォーツ（雷水晶）のまとめ

ライトニングクォーツは、クォーツに雷が落ちたことにより、電流の模様が入り極めて短時間で水晶の質が変化したものです。生成されるには極めてシビアな条件があり、比較的ポピュラーな石英質の鉱物のなかでも希少性が高い天然石として知られています。そうした背景があり、変化や生まれ変わりといった石の意味を持っており、現状に満足できず変わりたいと思っている場合やチャンスをものにしたいといった時におすすめです。自信喪失気味な方や、ポジティブな気分になりたい方はぜひチェックしてみてください。