皆さんマトリックスオパール、またの名をブラックオパールという天然石をご存知ですか?
この石はその他のオパール同様、想像力を高めてくれる石と呼ばれているパワーストーンです。
他のオパールとの違いは、重厚感のある黒色の石の中にラメのようなキラキラが光る「遊色効果」が魅力的な特徴で人気急上昇中。
行動力を高めたり、自分を信じるお守りとして身に付けている方もいます。
今回はそんなマトリックスオパール(ブラックオパール)について詳しくご紹介していきますので最後までお読みください。
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マトリックスオパール(ブラックオパール)の豆知識天然石コラム
産地について
マトリックスオパール(ブラックオパール)の主な産地は南米のホンジュラスで、その他の地域では,オーストラリアやペルーなどオパールが採れる場所で見つかっています。
採掘量は少なく希少なためレアストーンとして高値で取引されています。
南米ホンジュラス産は伝統的に人気があります。
名前の由来について
マトリックスオパールの「マトリックス」は「母岩」を意味し、母岩を含むオパールをマトリックスオパールと呼びます。
石全体が黒いため、ブラックオパールと呼ばれることもありますが厳密に言うと違う石と言われることもあるようです。
オパールの名前の由来は、語源であるサンスクリット語で宝石の意味である「upala」から付けられたと言われています。
マトリックスオパール(ブラックオパール)の見た目と輝きは?
マトリックスオパール(ブラックオパール)は黒いベースに青・緑・白・黄・赤の細かい輝きが散りばめられたような見た目の石です。
赤の輝きがある石は特に希少と言われています。
マトリックスオパール(ブラックオパール)を見つめていると、子供のころ無心に万華鏡を覗き込んでいた時のことを思い出し、とても穏やかな気持ちにさせられます。
マトリックスオパール(ブラックオパール)は天然?人工?
マトリックスオパール(ブラックオパール)は天然石ではなく人工石なの?という質問をよくいただきますので少し説明させていただきますね。
この石はれっきとしたオパールの一種で天然石と言っても間違いではないと思います。
ただ本来のマトリックスオパールは特徴的な黒の石にキラキラと輝く万華鏡のような見た目はしておらず、乾いたコンクリートのような白みがかった灰色をしています。
そんな灰色の石にどのような処理をすると、「遊色効果」による特徴的な見た目になるのか順番に説明していきます。
①乾燥させ水分を抜く
②砂糖と水が1対1の砂糖水をつくる
③砂糖水で石を8時間前後煮込む
④砂糖水をしっかり切ってから濃硫酸に数時間つける
⑤最後に重層溶液などに入れて硫酸を中和する
⑥色を安定させるために樹脂加工を行う
数ある加工法の一例ですが、こんな流れの加工であの綺麗な見た目のマトリックスオパール(ブラックオパール)に仕上がります。
このような加工をする天然石を処理石などと呼ぶ場合もあり完全なる天然石とは言い切れませんが、しっかりと加工処理をしていることを明記しているストーンショップで購入するのなら問題ありません。
天然なのか人工なのかと気にするよりも、あなた自身の感性・石との出会いにまかせてみるのも良いでしょう。
マトリックスオパールとブラックオパールの同じ石?それとも違う石?
マトリックスオパールとブラックオパールは同じ石なの?という質問を受ける事がありますが、その答えは非常に難しくストーンショップごとに見解は異なります。
一つ言えることは天然の宝石クオリティーのブラックオパールは非常に高値で取引されていて、その他のマトリックスオパールやブラックオパールは手に入りやすい値段の事が多いでしょう。
そもそもオパールなので組成など鉱物しては同じですが、見た目としてはマトリックスオパールは黒ベースに様々な色のラメが入っている様子で、ブラックオパールは黒ベースに玉虫の様な輝きがあるという表現ができると思います。ただ、そこまではっきりとした違いがない場合もありますので便宜上同じと言っても良い気もします。
ここでの問題点は先ほど説明した天然のブラックオパールは高価なのを利用して、人工ブラックオパールや加工石であるマトリックスオパールを天然のブラックオパールと偽って販売するということです。
信頼のおけるストーンショップで購入すればそのような問題はクリアできますので、安心してあなた好みの黒ベースのオパールを納得して購入して下さい。
マトリックスオパール(ブラックオパール)の石の意味・石言葉
マトリックスオパール(ブラックオパール)には秘めたるパワーがあると言われていますのでいくつかご紹介します。
- 創造力の向上
- プライドを高める
- 才能の開花
- 目標達成祈願
- インスピレーションの向上
これらのパワーを秘めていますので自分自身のパワーアップアイテムとしておすすめです。
こんなアイテムに加工されています
ブラックオパールは主にアクセサリーに利用されていて、ブレスレットやネックレス、ペンダントヘッドなどのアイテムに加工されています。
鑑賞用の原石を部屋に飾って置くのも人気です。
マトリックスオパール(ブラックオパール)と相性の良い石
マトリックスオパール(ブラックオパール)と相性の良い石をご紹介します.
- ラピスラズリ:知恵を授け神との繋がりを深める
- ルビー:若さを保ち社交的にする
- サファイア:積極性を高める
- ラブラドライト:既成概念を打ち破る
その他にもオパール系の石とは全て相性が良いのでおすすめです。
マトリックスオパール(ブラックオパール)の基本情報(和名・原産地・硬度など)
和 名:蛋白石(たんぱくせき)
色 彩:赤色
原産地:ホンジュラス・オーストラリア・ペルーなど
組 成:SiO2・nH2O
硬 度:5.5-6.5
比 重:1.9-2.3
光沢:ガラス光沢・樹脂光沢
劈開性:なし
マトリックスオパール(ブラックオパール)の浄化・お手入れ
クラスター:〇
セージ:〇
日光浴:✕
月光浴:〇
水浴:✕
マトリックスオパール(ブラックオパール)のまとめ
今回ご紹介したマトリックスオパール(ブラックオパール)は、オパールの中でも人気があり光の加減で虹色の輝きが変わる遊色効果(プレイ・オブ・カラー)を持つのが特徴的な天然石です。
この遊色効果を持つオパールの事を、プレシャスオパールと呼ぶこともあり人気です。
オパールはストーンショップでも出会うことが多い鉱物なので、お気に入りのマトリックスオパール(ブラックオパール)と出会ったら手に入れたくなることでしょう。
どうしても、天然・加工・人口などに目が生きがちですが本物のパワーストーンには石本来の魅力やパワーを感じる事ができることが多いので自分自身の感性に従うのも良いかもしれませんね。