ダイヤモンドの豆知識天然石コラム
産地について
ダイヤモンドは20カ国以上で採掘されている天然石です。その中でも特に産出量が多いのはロシア、ボツワナ共和国、コンゴ共和国の3つで、これらは世界三大ダイヤモンド産地と呼ばれています。ほかにも中国やオーストラリア、南アフリカなどの世界各地でダイヤモンドが見つかっています。
紀元前から採掘されている歴史ある天然石ですが、日本はダイヤモンドと無縁の地質と考えられていました。しかし実は2007年には、日本で初めて天然ダイヤモンドが見つかったことが大きな話題になりました。
場所は愛媛県の四国山地の火山岩で、大きさは1/1,000ミリと肉眼で確認するのが難しいほど微量のダイヤモンドが採石されたのです。
そもそもダイヤモンドが作られるのは、地球の地下深くにあるマントル部分と考えられています。マントルで作られたダイヤモンドがマグマの流れで地上近くに運ばれ、冷えて固まったマグマから採掘されていたのです。
地上近くまでダイヤモンドが現れるのは、アフリカ大陸やオーストラリア大陸などの古い地質の場所が中心でした。そんな中、比較的地質が新しい日本列島でダイヤモンドが見つかったのは、通説を覆す画期的発見となりました。
名前の由来について
ダイヤモンドの名前の由来は諸説あります。
中でも有名な説は、ギリシア語の「adamas(アダマス)=征服できない・何よりも強い」という言葉です。
このadamasから否定を意味する最初の「a」がとれて「damant=ダイヤモンド」と呼ばれるようになったと考えられています。ダイヤモンドは硬度10と、表面に傷がつきにくい天然石として知られています。
つまり「何者にも征服できない」、「何よりも強くて硬い」という意味が込められた名前なのです。
そして和名の「金剛石」は、金属のように硬い金剛という仏教由来の言葉が由来です。ダイヤモンドは日本においても、その硬さから金属のように頑丈な石として扱われてきたことがわかります。
ダイヤモンドの見た目と輝きは?
ダイヤモンドは白く透明に近いものほど希少で、高値がつけられています。グレードが高いものはガラスのように白さが目立ちますが、下がるごとに黄色味を帯びてきます。
一口に白の透明と言っても、ダイヤモンドによって砂糖のように優しい白もあれば、雪のように青みが強い白などさまざまな表情があります。あえて白や透明度が高いよりも黄色味が強いダイヤモンドを希望する人もおり、価格や品質よりもフィーリングを優先することも大切です。
ほかにもファンシーカラーダイヤモンドと言って、さまざまなカラーのダイヤモンドが存在します。特に多いのは赤や緑、パープル、オレンジで、時点でピンク、ブルーダイヤモンドがよく採石されます。
なんと私たちが想像できるほとんどの色の天然ダイヤモンドが、この世に存在すると考えられています。
どんな効果が期待できる石なの?
ダイヤモンドは最強の硬度を誇る天然石です。そのため、意志力を高めて不屈の精神で蘇る諦めない強さを与えてくれます。
達成したい目標や乗り越えたい困難がある方をサポートしてくれる存在です。また、永遠の絆や愛をもたらすことから、愛の誓いを立てる天然石としても人気です。また仕事やプライベートで良縁をもたらすとも言われていて、人との出会いを求める方にもおすすめです。
こんなアイテムに加工されています
ダイヤモンドが最初に見つかったのはインドで、なんと紀元前4世紀ごろから取引されていた記録が残っています。しかし1900年頃になるとダイヤの産出量は減少していきます。
そこでカッティング方法のバリエーションが増え、カットの工夫で外観を一気に向上させられるようになりました。
長い歴史が続く中で、今もなおダイヤモンドはもっとも有名な宝石と言える王様的存在です。ネックレスやイヤリングなどのアクセサリーとしてはもちろん、プロポーズのエンゲージリングの定番です。
ダイヤモンドの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:金剛石
色 彩:無色透明・黄色・緑・褐色・黒など
石言葉:誠実・正直・純粋
原産地:南アフリカ共和国・ブラジル・ボツワナなど
組 成:C
硬 度:10
比 重:3.52
ダイヤモンドと組み合わせると良い石
エメラルドは「生命力を高めて産み増やす・創造力を高める」
ターコイズは「成功と繁栄をもたらす」
翡翠は「健康と長寿」
サファイアは「芸術的センスを高める・感性を磨く」
アゲートは「家内安全と夢の実現」
インカローズは「女性性を高めて美意識に働きかける」
ルビーは「新しいことに挑戦する力・自己向上のエネルギーをもたらす」
プレシャスオパールは「恋人や夫婦との良好な関係をもたらす」
ダイヤモンドのヒーリング
・硬い絆を結ぶ力を持つ
・心をキレイに保つ純真さ
・未来に前向きな気持ちをもたらす
・完全なる愛・不屈の愛の象徴
・目的達成力を高める
・困難を乗り越えていくパワーを生み出す
・仕事やプライベートでの良縁をもたらす
・人間関係を良好にして良いチームワークを作る
ダイヤモンドの浄化・お手入れ
カラーダイヤモンドは長時間太陽の紫外線を浴びると、変色するリスクがあるので太陽光に当てるのは控えましょう。
それ以外の浄化方法には適しているので、定期的に水晶クラスターや月光浴などでお手入れしてください。
クラスター 〇
セージ 〇
太陽光 ×
月光 〇
浴水 〇
ダイヤモンドのまとめ
永遠の愛を象徴するダイヤモンドは、アクセサリーだけでなく、パワーストーンとしても優れた意味を持つ天然石です。
エネルギーを高めて目標に向けて夢を叶えたい方は、日頃からダイヤモンドを身に着けてみてはいかがでしょうか。
硬く頑丈なダイヤモンドの輝きは、邪気を跳ね除けて不運から身を守るとも考えられています。厄年の人や不運続きの人の厄払いに身に着けたい方にも人気です。
またダイヤモンドはたくさんのカラーから好みのものを見つける楽しみがあります。定番の白系のダイヤモンドはもちろん、ピンクやレッド、グリーンなどの多彩なカラーから、ぜひ自分だけの輝きを探してください。