皆さんセレスタイトという天然石をご存知ですか?
この石は「天使の石」と呼ばれることもあるぐらい、とても神秘的な色合いと輝きを持っています。
この神々しさからか夫婦円満のお守りとして、そして想像力や表現力を高める石としても評判で、芸能関係の方からも人気が高いようです。
セレスタイトが初めて見つかったのは1781年、あのゴッドファーザーで有名なイタリアのシチリア島で見つかりました。
この天然石は硫酸ストロンチウムを主成分とする鉱物で、重晶石グループに分類されています。
澄んだ空のような色合いの石で、見ているだけで大空を羽ばたいているような気持ちにさせられるセレスタイトについて、今回は詳しくご紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください。
セレスタイトの豆知識天然石コラム
産地について
上質のセレスタイトが多く採掘されるのはマダガスカルで、その他にもメキシコ、アメリカ、ナミビアでも採掘されています。
セレスタイトが発見されたイタリア・シチリア島では鉱脈がつき今では採れなくなってしまったそうです。他にもポーランドで透明度の高いセレスタイトが採取されていましたがすでに閉山しています。
上質なセレスタイトの採掘量は年々減少しレアアイテムとなりつつあります。
名前の由来について
セレスタイトの名前の由来は、澄み渡った大空のような色合いをしていることから、ドイツの鉱物学者により、大空の色の意味であるcelestial (セレスチアル)からセレスタイトと名付けらと言われています。
その他にもラテン語で天国に意味であるcoelestisからつけられているという説もあり、和名では天青石(てんせいせき)と呼ばれています。
セレスタイトの見た目と輝きは?
セレスタイトの見た目は澄み渡った大空のような水色をしているものが多く出回っていて、その他にもオレンジ・緑・黄色などの色合いの石も見つかっています。
輝きとしてはガラス様の光沢をもちとても綺麗な天然石です。
セレスタイトの石の意味・石言葉
セレスタイトにはいくつかの秘めたるパワーがあると言われていますので詳しくご紹介します。
- 強い浄化の力
- 休息
- 浄化
- マイナスのエネルギーの浄化
- インスピレーションを高める
- 深い愛情
- 頭脳明晰にする
- 心の平安
- 本質を見抜く力を高める
冷静沈着に物事を判断できるようになりたい方や、日々心穏やかに過ごしたい方におすすめの天然石です。
こんなアイテムに加工されています
セレスタイトは硬度が低く非常にもろいため、アクセサリーに加工されることはあまりなく、部屋に飾る大き目の丸玉や原石として流通しています。
とても綺麗な色をしている石なのでピアスやブレスレットなどのアクセサリーにできたら素敵だなと思いますが、大きめのペンダントヘッドなどが限界のようで、ビーズなどの細かい加工は難しいようです。
この石は硫酸ストロンチウムを主成分としていて、加熱すると鮮やかな赤色に輝く性質があるため花火の原料として使用されています。
この水色の石が花火の赤い火花を醸しだすだなんてとても不思議ですね。
セレスタイトの基本情報(和名・原産地・硬度など)
和 名:天青石(てんせいせき)
色 彩:水色、青色、オレンジ・無色など
原産地:イタリア、メキシコ、アメリカ、ナミビア、マダガスカルなど
組 成:Sr[SO4] 硬 度:3.0~3.5
比 重:3.89~4.19
光沢:ガラス光沢
劈開性:1方向に完全
セレスタイトの浄化・お手入れ
セレスタイトは日光で退色しやすいため日光浴での浄化は辞めましょう。おすすめの浄化方法はセージでの浄化となっていて、硬度が低くもろいため、硬い場所に落としてしまったり、他の石とぶつけたりしてしまうわないよう取り扱いには注意が必要です。
クラスター:〇
セージ:〇
日光浴:✕
月光浴:〇
水浴:✕
セレスタイトのまとめ
今回ご紹介したセレスタイト、とても綺麗な空色で見ていてるだけで癒される石です。
アクセサリーとしてはあまり流通しておらず、ルームストーンとしての人気が高いです。
特に夜なかなか寝付けない方がベッドサイドに置いたところよく寝れたというお話が多いことから、ベッドサイドストーンとして注目されています。
清浄・博愛・休息の象徴とされていますので、夜寝る前に目をやると深いリラックスにつながり、癒された気持ちのまま寝ることができそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。