皆さんティファニーストーンという天然石をご存知ですか?
フローライトがオパール化した天然石で、パープルとホワイトがまじるマーブル模様が幻想的な色合いをしています。あの有名ブランドであるティファニーの名がつけられているので、ティファニー社の販売する宝石かと思うかもしれませんが、あまり関係はないようですが、幻想的なカラーリングからかとても魅力がありです。
今回はそんなティファニーストーンについて、詳しく紹介していきますので最後までお読みください。
ティファニーストーンの豆知識天然石コラム
産地について
ティファニーストーンは珍しい鉱石で、ユタ州西部にあるスパー山のブラシウェルマンベリリウム鉱山でのみ採掘される、珍しい天然石です。
スパー山で採掘されたティファニーストーンのほとんどが粉砕され、ベリリウムの製造に使用されていましたが、鉱山従業員によってひそかに少量が運ばれたものがコレクターの手に渡り市場で流通していました。
ベリリウムは原子炉の減速材として使用されていたり,銅などへの添加物として強度の強い特殊合金の原料として使用されています。
鉱脈はまだ採掘ようですが、所有者がいるため勝手な採掘はできません。
しかし、採掘後の岩や砂利にティファニーストーンが混じっていることがあり時々発見されます。
名前の由来について
ティファニーストーンは「モルガナイト」「クンツァイト」「タンザナイト」などのような、ティファニー社が名付けたり採掘に関わった宝石ではありません。
この石の名前の由来は、石の模様が有名な宝石ブランド ティファニー社・創業者の息子である「ルイス・カムフォート・ティファニー」のステンドグラス作品に似ている事からティファニーストーンと名付けられたと言われています。
オパール化したフローライトを主体にカルサイト・カルセドニー・ベリル・蛍石、オパール、ベリリウム、方解石、石英、ドロマイトなどが融合していることから、「オパライズド・フローライト」「アイスクリーム・オパライト」「バートランタイト」などの別名で呼ばれることも多く、宝石名では「バイオレット・コモンオパール」と呼ばれています。
ティファニーストーンの見た目と輝きは?
ティファニーストーンの見た目はとても幻想的で、白と紫の2色が特徴的です。
混ざる鉱物の種類や量で色合いは変わり、光沢はあまりありません。
チャロアイトと間違えられることもありますが、チャロアイトと比べると白の面積が多くなっているが石が多くなっています。
ティファニーストーンの石の意味・石言葉
ティファニーストーンには秘めたるパワーがあると言われていますのでいくつかご紹介します。
- 自己の中に眠る能力を高める
- インスピレーションを高める
- 感性・感覚を鋭くする
- 集中力を高める
- 固定観念を外して、視野を広げる
- 想像力を刺激する
- 自由な発想力を育む
何か自分の中に眠る才能や能力を開花させたい人におすすめおの天然石です。
こんなアイテムに加工されています
ティファニーストーンは丸玉のブレスレットやネックレスなどのアクセサリーに加工され販売されています。
また、時々縁起物の置物として加工されたものが流通していていますが、数は少なくレアアイテムです。
産地はアメリカ・ユタ州産が100%と言っても過言ではありません。
ティファニーストーンの基本情報(和名・原産地・硬度など)
和 名:ティファニーストーン
色 彩:紫色をベースにしたインクルージョンの様々な模様
原産地:アメリカ・ユタ州のトーマス山脈周辺
組 成:SiO2+様々な鉱物の集合体
硬 度:4.0~6.5
比 重:6.2
光沢:混合物により様々
劈開性:混合物により様々
ティファニーストーンの浄化・お手入れ
クラスター:〇
セージ:〇
日光浴:✕
月光浴:〇
水浴:✕
ティファニーストーンのまとめ
今回ご紹介したティファニーストーン、ホワイトとパープルのマーブルカラーでとても美しい天然石です。ティファニー社の宝石かと思ってしまい手が届かなそうと諦めてしまいそうですが、購入しやすい金額のアクセサリーもありますのでお気軽にお問い合わせください。
人とかぶらない丸玉ブレスレットを身に付けたい方にもおすすめの天然石となっていますので、興味があるかたにはおすすめです。
最後までお読みいただきありがとうございました。