古代アイヌ人が祭事などを行っていた神聖な場所で採掘される「ブラックシリカ(神明石)」は昔から痛みを取る石として大事にされてきたそうです。
なぜ痛みを取る石と呼ばれるのか医学的根拠は解明されていませんが、伝承では傷付いたナウマンゾウがこの石が多くある水溜まりで傷を癒していたと言われています。
最近ではブラックシリカを粉末にしたものを練り込んだ繊維で作ったサポーターや腹巻が健康系の通販ショップで販売されています。
今回はそんな癒し系パワー満載の「ブラックシリカ」について詳しくご紹介していきますので最後までお読みください。
ブラックシリカの豆知識天然石コラム
産地について
ブラックシリカは各地で採れますが、その中でも北海道檜山群上ノ国町を流れる「天の川」の上流に位置する神明地区で採掘された石のみが「神明石」と呼ばれます。この石は数億年の時間をかけて海底に堆積された珪藻類が地殻変動受けた際に黒鉛と合成された天然鉱石と言われていて、現在では国の法定鉱物指定を受けているため所有者であっても勝手な採掘は禁止されている貴重な天然石なのです。
この神明石と呼ばれるブラックシリカは古代アイヌ人達から「神の力が宿る石」と呼ばれ、痛みを取り除く作用があると信じられていました。そのエビデンスを調べてみると「遠赤外線」や「マイナスイオン」がを発生していることがわかってきましたが、本当に痛みを取る作用があるのかどうかは解明されていません。
日本では神明石同様の鉱物が硯の材料として、山梨県南巨摩郡早川町雨畑で採掘されています。
名前の由来について
ブラックシリカの名前の由来は、シリカは二酸化ケイ素で構成される物質の総称で見た目が黒いためブラックシリカと名付けられと言われています。この黒色の発色にグラファイト(黒鉛)が影響していることからグラファイトシリカと呼ばれる事もあります。
日本では神明石という別称で呼ばれことが多く、採掘地の地名から付けられています。しっかりと商標登録されているため、神明地区で採られたブラックシリカのみに商品名の「神明石」として使う事ができるようです。それだけ神明石を騙る偽物が多いと言えますので購入の際は信頼のおけるストーンショップで購入しましょう。
ブラックシリカの見た目と輝きは?
ブラックシリカはパッと見た感じでは炭の様なザラザラと武骨な見た目をしていますが、磨くと黒い碁石や硯の様な艶がでます。
こんなアイテムに加工されています
ブラックシリカは丸玉のブレスレットやネックレスに加工されています。
アクセサリーの他には、ツボ押しやかっさプレート、遠赤外線効果を期待した膝サポーターや入浴用の鉱石として販売されています。
販売されているアイテムの中には健康効果を誇大にうたっているものもありますので要注意です。
ブラックシリカの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:神明石(しんめいせき)・黒鉛珪石(こくえんけいせき)
色 彩:無色・透明・半透明だが内包物によってピンクに発色する
原産地:北海道檜山群上ノ国町
組 成:SIO
硬 度:層によって硬度が異なる
比 重:2.55~2.70
ブラックシリカのパワー
ブラックシリカの主なパワーをご紹介します。
- ホルミシス効果
- 浄化
- 癒やし
- 遠赤外線
- マイナスイオン
ブラックシリカの浄化・お手入れ
クラスター ◎
セージ ◎
太陽光 ◎
月光 ◎
浴水 ◎
ブラックシリカのまとめ
今回は強力な癒しパワーを持つと言われているブラックシリカ(神明石)についてご紹介していきました。
最近シャッキっとしないんだよな~と感じている方にはおすすめの天然石なので興味ある方はブレスレットなどを身に着けてみるのも良さそうですね。
ブレスレットの他にも身に付けれるアイテムは無いか通販サイトを覗いてみたら、サポーター・下着・ネックレス・腹巻と多種多様の商品が開発されていましたのでご自分にあった商品を選んで下さい。
遠赤外線効果やホルミシス効果を期待したブラックシリカ温泉用の石も人気で通常のお風呂より湯冷めがしないという口コミが多くありましたのでお風呂好きな方には良さそうですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。