皆さんは「カーネリアン」という天然石をご存知ですか?
カーネリアンは古代の戦士が戦いの際にお守りとして肌身離さず身に着けていたことから「力強さや勇気を与える石」と言われていました。
その影響なのか時代の権力者はこの天然石を大変好み、あのフランス皇帝「ナポレオン・ボナパルト」もナポレオンの印章と呼ばれるカーネリアン製の印章を愛用していたそうです。
今回はそんな勇気の石「カーネリアン」について詳しくご紹介していきますので最後までお読みください。
カーネリアンの豆知識天然石コラム
産地について
カーネリアンは世界各地で産出され、インド・ブラジル・ウルグアイ・アメリカ・ボツワナなどが有名な産地です。その中でも特にインド産のカーネリアンは強い太陽光のおかげか色鮮やかな石が多く人気があります。またボツワナ産のカーネリアンはピンクがかった色味をしていてレアストーンとしてストーンコレクターから注目されています。
名前の由来について
カーネリアンの名前の由来は、3つの説がありラテン語の「carnis(肉)」から名前が付けられたという説、同じくラテン語の「carneolu(新鮮)」から名付けられたという説、そしてさくらんぼの実の色に似ていることから果実(カーネル)の意味から名付けられたという説があります。
カーネリアンの見た目と輝きは?
カーネリアンの見た目は赤色で石の表面には光沢がありキラキラと輝いています。日本では2つの和名で呼ばれる事があり、1つ目は「赤瑪瑙(あかめのう)」と呼ばれる場合、2つ目は「紅玉髄(べにぎょくずい)」と呼ばれる場合があります。この2つの違いを分かりやすく説明をすると縞が有るか無いかと言われていて、赤瑪瑙と呼ばれる場合には縞があり、縞がないものは紅玉髄と日本では呼ばれているようです。ともに石英の一種で鉱物的には同じ石となり、区別がつきにくく総称してカーネリアンと呼ばれ販売されています。
どんな効果が期待できる石なの?
カーネリアンには邪気祓いを始めとして、様々なパワーがあると言われていますのでご紹介します。
- 勇気を与える
- 気力をアップさせる
- 雄弁にしてくれる
- 無気力の解消
- 迷いの払拭
こんなアイテムに加工されています
カーネリアンで人気のアイテムは丸玉のブレスレットで、他にもペンダントヘッドや指輪に加工されています。
またはんこの材料として利用される事もあります。
マホメットも愛用した魔法の石「カーネリアン」
あのイスラム教の教祖マホメットは小指にカーネリアンの指輪をしていたと言われています。そのため「魔力石」や「悟りの石」とカーネリアンは言われていて、身に着けると願いが叶うと信じられ愛用する人が多くいたようです。あのアラビアンナイトの話にも石の描写が多く出ているようです。現在、マホメットが装着していたカーネリアンはトルコのトプカピ宮殿に保存されています。
ナポレオンの印章
ナポレオンの印章とは、あのナポレオンが使用していたカーネリアン製の八角形の印章のことで、そのナポレオンの印章にはアラビア語で「しもべアブラハムは慈悲深き神に身をゆだねる」と彫られていたそうです。
ナポレオンの死後も子孫に相続されていましたが、ズール戦争の際に当時の所有者ナポレオン4世が戦死し印章の所在は不明となっています。
カーネリアンの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:紅玉髄・赤瑪瑙
色 彩:赤色・褐色・オレンジ色
原産地:インド、ブラジル、ウルグアイ、アメリカ、ボツワナ
組 成:SiO2
硬 度:7.0
比 重:2.57~2.64
カーネリアンの浄化・お手入れ
クラスター ◎
セージ ◎
太陽光 ×
月光 ◎
浴水 ◎
カーネリアンのまとめ
今回ご紹介した「カーネリアン」は7月の誕生石で石言葉は「勇気・友情・連帯・喜び」となっています。
7月生まれの方にはもちろんおすすめですが、古代の戦士や有力者が目的を達成する際のお守りとして身に付けられていたカーネリアンは何か新しい一歩を踏み出す方に最適なラッキーアイテムです。
比較的購入しやすい金額なので、社会人1年目の方や転職する方にもおすすめなので、是非手に取りパワーを補充してエネルギッシュに自分の道を切り開いてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。