日本の正倉院でも梢にアメジストをはめこんだ刀が保管されているくらい、昔から我々の生活の中にある天然石なのです。
今回はそんなアメジストについてご紹介していきますね。
アメジストの豆知識
アメジストの産地について
アメジストはブラジル、ウルグアイ、ボリビア、他南米地域の一部、アフリカ地域一帯など様々な国で産出する色付きの水晶です。
その中で産地別に様々な特徴があり、メキシコのベラクルス州産のアメジストクラスターなどは透明度が高く世界で最も美しいアメジストが取れると言われるほど有名な場所です。
また、一般的な傾向としてはウルグアイ産のアメジストが比較的色の濃い紫の物が多いです。
アメジストの和名は?
アメジストの和名は紫水晶です。アメジストは浄化作用が強く、マイナスのエネルギーをプラスのエナジーに変え、自分の中にある不安やネガティブな思考を一変させると言われています。
古代ギリシャ・ローマ時代には、「アメジストのグラスで水を飲むと、悪魔が追い払える」といわれるほど、魔除けのパワーが強い石だと言われて重宝されていたそうです。
語源となったギリシャ語の『amethystos』は"酒に酔わない"という意味を持っており、古代ローマではアメジストから作られた杯でお酒を楽しむことで、お酒からだけではなく、人生の悪酔いからも自分を守ってくれるという伝説が残っているぐらいです。
ギリシャ神話にも登場するアメジストとは?名前の由来について
実はこのアメジスト、古代ギリシャ神話にも登場します。神話の中でアメジストは美少女の化身として登場します。酒に酔ったバッカス(お酒の神)が、次に自分と出会う人を猛獣(ピューマ)に襲わせようとして遊んでいた時。
通りかかったのが、月の女神の女官「アメジスト」だったのです。
女官アメジストに向けてバッカスが獣を放ち、今にもアメジストが襲われるという時。
この惨事に気づいた「月の女神」がアメジストを守るため、彼女を一瞬にして「純白の水晶」に変えてしまったのです。
酔いから覚めたバッカスが自分の罪を反省し、水晶にぶどう酒を注ぎます。
すると水晶は透き通った紫色に変わり、美しい紫色の宝石の名前として女官の名前「アメジスト」が使われるようになったのです。
こんな神話が残っているくらいなので、今でも実際に「アメジストを持っているから二日酔いしない」と信じる人がいるほどなんですよ。
数々の伝説を持つアメジスト、現在でもジュエリーとして人気が高く、2月の誕生石でもあります。
紫色をした透明な天然石の中で、宝石としても通用するただ一つのパワーストーン、それがアメジストなのです。
アメジストの基本情報(原産地や石言葉など。)
和 名:紫水晶(むらさきすいしょう)
色 彩:紫色、結晶により濃淡などあり
誕生石:2月
石言葉:高貴、知性、誠実、心の平和、高貴、邪気予防(魔除け)
原産地:ブラジル、ウルグアイ、ボリビア、他南米地域の一部、アフリカ地域一帯
条痕色:白色
結晶系:六方晶系
光 沢:ガラス光沢
組 成:SiO2
硬 度:7.0
比 重:2.65
ウルグアイ産のアメジストは濃く良質なものが多いことで知られていますが、ときにはラベンダーアメジストのような淡い色のものも産出されます。
ちょっとスピリチュアルなお話。
アメジストは「愛の守護石」で、恋に酔って溺れてしまわないように、程よく冷静を保ち、正しい判断で人を見抜き、真実の愛を見極められるようサポートしてくれます。
恋人や家族など、大切な人との絆を深め、愛を育む強さを与えてくれるでしょう。
異性との出会いを求める人や、パートナーとの絆を深めたい人、なにかと見た目に惑わされがちな人にもピッタリの、守護のアイテムなのです。
とてもスピリチュアルパワーの強い石で、直感力や冷静な判断力、洞察力を高め、芸術的な才能を開花させたり、表現力を向上させたり、隠れた美しさや魅力、能力、才能を引き出す力があります。
アメジストといえば、石屋さんでたまに見かけるドーム型の置物が印象的ですが、選ぶ際は中の結晶がしっかりと太く濃い色をしたものがお勧めです。
鉱物学的には、和名「紫水晶」の通り、紫色のクォーツ(石英)をアメジストと呼びます。
その紫色の発色原因は、微量に含有された鉄イオンによるものだとされています。
この紫色は、加熱処理することによって、黄色・褐色・緑色に変わり、さらに加熱すると無色になります。
アメジストのヒーリング
調和 癒しと安らぎ
・問題解決を助ける
・知性と洞察力を高める
・家庭が円満になる
血液を浄化して解毒作用を高めるとされ、古くから皮膚病や不眠症の治療に用いられていたそうです。
アメジストと組み合わせると良い石
アマゾナイトとの組み合わせは、「持ち主の心に希望を抱かせる」
アイオライトとの組み合わせは、「感情の激昂を抑えて冷静になれる」
ガーネットと組み合わせると、「肉体面から落ち込みを癒す」
ターコイズと組み合わせると、「邪念を祓い自分の内面深くにアクセスする」
アクアマリンとローズクォーツに組み込ませると「嫉妬心を和らげる」
このように複数の天然石を組み合わせることで、いろいろな力を発揮すると言われています。
アメジストの浄化・お手入れ
アメジストの紫色は、太陽光による退色性がありますので、余り長時間、日光に当てない方が良いでしょう
セージ ◎
太陽光 ×
月光 ◎
浴水 ◎
2月の誕生石というだけではなく、古くから伝わる伝説のストーリーとともに愛する人に捧げれば、
まさしくパートナーとの関係は円満に、恋は成就に向かいます。
ヒーリングと魔除けの効果も絶大、悩ましいことも全て打ち払い、心の底から幸せになりましょう。
古代ギリシャの美妃に馳せながら、紫に透き通ったアメジストを、愛おしいあの人へのお護りにどうぞ。
アメジストについてまとめ
いかがでしたでしょうか?古くから日本にもなじみのあるアメジスト。2月の誕生石としても有名で綺麗な紫色が人気の為。
当店でもよく売れる商品となります。天然石を初めて購入する!というときの入門の石としてアメジストのクラスターなどはおすすめです。
また玄関などにアメジストドームを置いたり、会社の事務所の入り口にアメジストドームを置いたりと風水的な意味合いからも重宝されるアイテムです。
気になった方は是非お気軽にお問い合わせくださいね。